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約10年ぶりに来日する名画を含む72点を公開 『ロマンティック・ロシア』展

2018年11月28日 19:41  CINRA.NET

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イワン・クラムスコイ 『忘れえぬ女(ひと)』 1883年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
展覧会『国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア』が2019年1月27日まで東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催されている。

同展では、約20万点の所蔵作品を誇るロシアの国立トレチャコフ美術館のコレクションより、19世紀後半から20世紀初頭のロシアを代表する画家のイワン・クラムスコイ、イワン・シーシキン、イサーク・レヴィタンらの作品72点を展示。この時代の美術界ではクラムスコイら若手画家によって組織された「移動派」が制約の多い官製アカデミズムに反旗を翻し、ありのままの現実を見据えて描くことを目指した一方、モスクワ郊外アブラムツェヴォのマーモントフ邸に集まったレヴィタンらは懐古的なロマンティシズムに溢れた作品を多く残した。

会場にはクラムスコイの『忘れえぬ女』が約10年ぶりに来日。同作のモデルはレフ・トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』とも言われている。また同じくクラムスコイが白いドレスを纏った女性を描いた『月明かりの夜』が初来日する。

同展の音声ガイドは声優の諏訪部順一が務める。さらにチェブラーシカが同展の応援キャラクターに決定。会期中、ショップではトートバッグやiPhoneケースなどオリジナルデザインのグッズを販売するほか、イベントにも登壇する予定だ。

東京・丸の内ビル内の「ゴドノフ東京」では同展のタイアップメニューが楽しめ、会期中にソフトドリンクがサービスされる半券サービスを実施する。