TBSの宇垣美里アナウンサー(27)が11月27日、「アフター6ジャンクション」(TBSラジオ)で、自身の締切論や疲れた時の乗り切り方を語った。宇垣アナは現在、「週刊プレイボーイ」(集英社)や「クイック・ジャパン」(太田出版)で連載コラムを執筆している。
収録日前日がコラムの締切日で、5000字の原稿を提出しなければいけなかった。しかし「やる気が出なかった」といい、終わらないまま日付を超えてしまったという。それでも、
「私が眠るまでが昨日(提出日)だ。寝てないから、日はまたいでいない」
と強気のコメント。結局、朝4時ごろまで執筆し、原稿を提出して7時に出社したという。
「ギリギリにやったことで『いいの書けた!』みたいな成功体験がある」
MCのライムスター宇多丸さんもこの日、朝7時半ごろまでレコーディングなどスタジオ作業を行っていた。終わってはいないが「でもレコーディング進んだもん!」と訴える。宇垣アナは「私が悪いんです。ギリギリにならないとやる気が出ない」と反省を見せたかと思いきや、
「(連載コラムは)毎週泣いてますよね。しかもギリギリにならないとやる気が出ないでしょ? 最近、編集者さんは『この日中(に原稿をください)』って言うと何時に来るかわからないから『9時まで』『10時まで』とか言うようになった。学びやがった」
と日常的に編集者と締切攻防戦を行っていることを明かした。自業自得だとも受け取れるが、宇多丸さんは「ギリギリにならないとやらないのは誰もそうだと思う」と擁護。宇垣さんも、
「ギリギリにやったことで何なら『ちょっと勢い付いて、いいの書けた!』みたいな成功体験がある」
として、ついやってしまうと発言した。
「みんなもっとハイになればいい。ハイな気持ちで1日を振り返ると楽しくなれる」
2人とも寝不足のためか、番組はハイテンション気味に進行していく。実質的、締切を破ってはいるものの提出したことに解放感もあるだろう。しかしこの日、先述の通り宇垣アナは、ほぼ完徹状態で出社しアナウンサーとしての仕事を行っていた。
この極限状態の乗り切り方については、「この世の終わりの顔では行けないので、今日必死にチーク入れて。『顔色がゾンビ……!』とか言いながら」と化粧でアラを隠すと同時に、自らを鼓舞していたという。また、
「みんながもっとハイになればいいと思う。ハイな気持ちで仕事を終えた人も多いと思うのでハイな気持ちで1日1日を振り返っていくと、もっと楽しくなれる」
「疲れた時ほど『今日めっちゃハッピー!』って顔してると、ハッピーな気持ちになってきますからね」
と語った。宇多丸さんも「別に徹夜じゃなくても、どんな現場でもハイな方がいいじゃないですか。社会の人全員疲れてるんだから、『疲れた~』とかそんなの飲み屋に行ってからやればいい」と同意する。しかし「ただそういう宇垣さんを心配している人もいっぱいいると思う」ともコメントした。