街中では「ジングルベル」や「サンタが街にやってくる」といったBGMが流れ、大きなツリーが飾られるなど、クリスマスムードが一気に高まっている。そんな中、友人や恋人、家族でパーティーをしたり、外食をしたりと楽しみにする人がいる一方で、このキラキラ感を苦々しく思う人もいる。
ガールズちゃんねるに11月21日、「クリスマスが嫌いな人」というトピックが立った。トピ主は、
「街はクリスマス一色ですが、ひねくれ者の私はクリスマスが嫌いです。あの、ハッピーな感じが受け付けません。同じような方、いらっしゃいませんか?」
と反クリスマス派に呼びかけた。
ハロウィンが終わった瞬間から即クリスマス「クリスマスの曲をずっと流されるのが苦痛」
トピックには、「同じーく!イルミネーションさえも綺麗で物悲しくなる あの雰囲気は苦手だな~」「クリスマスってだけで人が街にあふれる。人混み嫌い」など、浮き足立ったムードが苦手という人からの書き込みが目立っている。
クリスマスは本来、キリストの誕生を祝うお祭りのことで、海外では家族と過ごすことが多い。一方、日本では「恋人と甘い時間を過ごす日」というイメージがつきまとう。相手がいない人からは、
「独身彼氏なし40代の私には無縁。カップルを見るとムカつくし落ち込むだけ」
「きっと君は来ない♪(山下達郎「クリスマスイブ」)を耳にするたびに何だか泣きたくなる」
「楽しそうな家族連れを見てひとりで落ち込む 今年もわざと仕事入れたよ」
といった複雑な心境が寄せられた。また、「ハロウィン終わると約2ヶ月間もクリスマスソングばっかり流れるから飽きる」「クリスマスの曲をずっと流されるのが苦痛」という意見もあった。
「キリスト教徒でもないくせに、なんで皆イヴにケーキ食うんだろね?」
他には、「今年が終わる感が寂しい」「クリスマスというより年末が嫌い クリスマスが来ると、あぁもう年末だなって気持ちになって憂鬱」など、クリスマスをきっかけに一年の終わりを意識ししてしまい、追い詰められた気持ちになるのが嫌、という人もいる。
年末は挨拶回りや忘年会で連日帰りが遅い人も増える。そのため、もはや楽しむどころではないという人も多い。
「社会人になってから 年末休むためにがむしゃらになって締め切りの忙殺に追いやられる 何がクリスマスだ~!! 」
クリスマスにかけて特に忙しくなるのが、ケーキ店で働く人だろう。店休日をなくして連日営業するケースもあり、スタッフはヘトヘト状態。たくさん作っても、クリスマスを過ぎたら割引で売りさばかれる。ケーキ店で働くという人は、
「クリスマスは戦場です。キリスト教徒でもないくせに、なんで皆イヴにケーキ食うんだろね? イヴの前の週末あたりから、もうちょっと分散してくれたらいいのに」
と本音をこぼす人も。トピックの書き込みを読むと、「クリスマスは楽しまないいけない」という思い込みが辛くさせるのでは、と感じる。ひとりでクリスマスを過ごすと"クリぼっち"と揶揄されるが、大きなお世話だろう。どう過ごすのは個人の自由なのだから。