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【ブログ】さよならアロンソ、パドックでは連日連夜のお別れパーティ/F1アブダビGP現地情報2回目

2018年11月27日 16:51  AUTOSPORT web

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写真
アブダビGPは最終戦ということもあり、あちらこちらで記念撮影が行われました。なかでもアロンソは、特別イベントが開かれるなど盛大に引退パーティが開かれたようです。今回も現地の様子をムッシュ柴田氏がお届けします。
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ヤス・マリーナ・サーキットは夜になると、いっそう華やかさを増してました。


今年はさらに、『さようならフェルナンド・アロンソ、パーティ』までパドックで開催され、大にぎわい。



ドライバーの引退に際して、F1とGP主催者が特別にイベントを開くことなど、異例中の異例です。



ステージ上にはデッキチェアが用意され、ゲストたちが楽しそうにポーズを取ってました。もちろん2015年ブラジルGPで、壊れまくるホンダ製パワーユニットへの抗議でデッキチェアに寝そべったことのパロディです(笑)。

そして決勝当日。朝はいろんなチームが、シーズン終了記念撮影会を催してました。



マクラーレンのスタッフは、おそろいのTシャツを着て全員集合。



これでもかというほど、連日連夜アロンソでした。

一方ホンダも、日本から駆けつけた開発責任者の浅木泰昭執行役員を交えての記念撮影。



せっかく椅子が揃ってるからと、僕たち日本人プレスもそのあと集合写真を撮ってもらいました。



カメラマンは、山本雅史モータースポーツ部長です。



それにしても、こじんまりしてますね~。その上、平均年齢は年々高くなっていくばかり。若い人が早く参入してくれないと、われわれは干からびてしまいます。


そしていよいよレース開始。直前のトロロッソ・ホンダのガレージに行ってみると、



ガレージ向かって左端に山本尚貴選手。そして右端には松下信治選手が立って、ピエール・ガスリーの出て行くのを見守ってました。



F1に行きたいという夢は同じながら、片や国内レースだけでもF1に行けると主張し、片やヨーロッパで実績を積むのがベストと、方法論は真逆です。そんなふたりの間を、ガスリーがコースへと出て行きました。



トロロッソ・ホンダから出走する最後のレースです。

ウィル・スミスが来てるというので楽しみにグリッドに行ったんですが、生ウィルには遭遇できませんでした(涙)



元気なおじいちゃんには会いましたけど。何かこのふたり、だんだん似てきてる気がする……。

そしてここでも、記念撮影です。



アロンソがメカニックやエンジニアたち一人一人と、固い握手を交わしてました。アロンソにとっては決して楽しくない4年間だったはずですが、ともに戦った仲間という強い意識を持ってるように見えました。



残念ながら最後のレースを入賞で飾ることはできませんでしたが、あの確信犯に違いない三度にわたるショートカットペナルティは、なかなか面白かったです。とにかく何もかもが規格外のF1ドライバーでした。

レース後もあちこち引っ張りだこでイタリアスカイTVの座談会にも呼ばれてました。



これまでのキャリアの名場面を振り返りながら、思い出を語るという趣向。ジャック・ビルヌーブも楽しそうです。司会役の女性もかなりハジけてて、その分右端でちんまり坐っていたバルセッキの大人しさが目立ってました。

これで2018年シーズンも終わりましたが、来年2月の新車テストまで何と80日あまりしかありません。



トロロッソ・ホンダ、そしてレッドブル・ホンダが、どこまでやってくれるか。ちょっとドキドキしますね~。