TOYOTA GAZOO Racingの一員としてWEC世界耐久選手権を戦うフェルナンド・アロンソと小林可夢偉が、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦のデイトナ24時間に参戦すると伝えられている。
複数の情報筋によると、トヨタに所属するふたりの元F1ドライバーは2019年1月25~27日、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる伝統のデイトナ24時間に、2017年のウイニングチームで同年のシリーズチャンピオンにも輝いているウェイン・テイラー・レーシング(WTR)から参戦するという。
10号車キャデラックDPi-V.Rを走らせているWTRは、レギュラードライバーにランガー・バン・デル・ザンデとチームオーナーのウェイン・テイラーの実子、ジョーダンを擁す強豪チーム。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ2018年は連覇を逃すも、最終戦プチ・ル・マンで総合優勝を飾っている。
そんなチームは、その過酷さ故に通常4~5名のドライバーを起用するデイトナ24時間で、アロンソと可夢偉をドライバーラインアップに加えるとみられる。
チームを率いるテイラーはSportscar365の取材に対し「まだ確定していない」と前置きをしつつ、現在5名のドライバーと契約をまとめている最中だと語った。また、28日(水)にも正式発表を行うという。
この話が実現すれば、今年1月マクラーレンのザック・ブラウン率いるユナイテッド・オートスポーツでスポーツカーデビューを果たしたアロンソは、2年連続でデイトナ24時間参戦を果たすことに。
一方、可夢偉はコニカミノルタがメインスポンサーを務めるチームで初めてアメリカン・スポーツカーシリーズに参戦することとなる。