日産自動車は11月26日、公式ツイッター上で、広告を順次再開すると発表した。
「まだ報道で世間をお騒がせしている中ではございますが、弊社としても企業活動を停滞させるのもまた本意ではございません。 本日以降、徐々に広告等を再開させていただきます。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます」
19日にカルロス・ゴーン会長とグレッグ・ケリー代表取締役が金融商品取引法違反の容疑で逮捕されて以降、ニュース番組でのスポットCMを自粛していた。
いい日産の日(11月23日)には「あたたかい投稿、涙が出ます。ありがとうございます」
投稿には26日17時20分時点で93件のコメントが付いている。ほとんどが同社を応援する内容のものだ。
「これでまた日産ディーラーの社員の皆さんは顧客に謝罪参りしてるのですかね…そう思うと気の毒ですね…」
「停滞することは日産にとって良くはありません。きっちり改善点を見出してスタートして下さい」
逮捕についても、「トップが暴走してやったこと」「現場は大変そう」と、社員を慮るものが多い。
同社公式ツイッターは、会長らが逮捕される前までは同社製品やイベントの紹介などを行っていた。しかし、19日の逮捕以降はこれらのツイート・リツイートをしていなかった。CMだけでなく、ツイッターも自粛していたようだ。23日には空の画像とともにツイートをしたものの、内容は
「おはようございます。今年も自然発生したいい日産の日のあたたかい投稿、拝見して涙が出ます。本当にありがとうございます。 皆さんからの激励、お叱り、驚き、悲しみ、大喜利、不安、嘆き…全てのメッセージに目を通しております。 是非今後とも弊社へのご愛顧をよろしくお願い申し上げます」
というやや感傷的なものだった。26日に広告再開を宣言してからは、以前と同様、製品情報などをツイートしている。