トップへ

勝者ハミルトン、表彰台で脱いだ理由は「伝えたいメッセージがあった」:F1アブダビGP日曜

2018年11月26日 17:12  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2018年F1第21戦アブダビGP 表彰台上で背中の文字を指さすルイス・ハミルトン(メルセデス)
2018年F1アブダビGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはシーズン11勝目を挙げた。

■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
 素晴らしい一年だった。たくさんのことに感謝している。自分の健康、チーム、ファクトリーやサーキットの現場でのハードワークといったものだ。それから、お金を貯めてサーキットまでレースを見に来てくれたファンや、自宅で応援してくれたファン、ポジティブなエネルギーや祈りを送ってくれた人たちに、心からお礼を言いたい。

 今年は今後の励みになるような経験を積むことができた。サーキットに来て、あらゆる手を尽くして完璧な仕事をしたいと思った。チームは一年を通して最高の仕事をしてくれたから、彼らにお返しをして、いい形でシーズンを終えたかった。それを実現できたと思う。

 僕自身、一年を通して向上することができた。これからも努力を続け、人にエネルギーを伝えていきたい。

 今日は走っていてとても楽しかった。すべての瞬間をエンジョイできたから、こういう日をたくさん経験できることを願っている。

(表彰台で上半身を脱いだ理由について聞かれ)前からやりたかった。(背中に入れた)“Still I Rise”(それでも私は立ち上がる)の文字を見せたかった。今日はその完璧なタイミングだと思った。まさに今年がそういう感じだったんだ。“Still I Rise”の言葉を知らない人に教えたい。詩の一節だから読んでみてほしい。つまずいている人、落ち込んでいる人は理解できるはずだ。今年はそういうことが何度もあった。僕はこれについて伝える役割を果たしたいと思っている。だから今日こういうことをした。