TGRF2108のウェルカムセレモニーに登場したGRスープラ・レーシングコンセプト 11月25日に富士スピードウェイで開幕した『TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2018』のウェルカムセレモニーに『A90型スープラ』が登場。その走りを披露した。
A90型スープラは3月に行われたジュネーブモーターショーでお披露目された1台。2002年にJZA80型が生産を終了したスープラを「16年ぶりにレーシングカーとして蘇らせた」とするコンセプトレーシングカーだ。
また、トヨタはこのレーシングコンセプトの流れをくむモデルとして市販モデルの新型スープラも発表。2019年上半期の販売開始が予定されている。
モータースポーツでは、10月のVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第9戦にスポット参戦し完走を果たしているほか、2019年からはアメリカのNASCARエクスフィニティ・シリーズに参戦することもアナウンスされている。
そんなモータースポーツファン、スポーツカーファン注目の1台がTGRF2018に登場。イベント冒頭、シャッターが降りていたピットからカモフラージュ柄をまとった姿をみせると、レーシングコースを周回し、その走りを会場に集まったファンの前で披露した。
マシンに乗り込んでいたのはTOYOTA GAZOO Racingアンバサダーの脇阪寿一とGAZOO Racing Companyの友山茂樹プレジデント。マシンを降りた寿一は「乗らせていただきましたけど、気持ちよかった。今すこし乗っただけで、僕はワクワクしています」と興奮気味にコメント。「みなさんにも、ぜひ注目していただきたい」と呼びかけた。
A90型とも呼ばれる新型スープラは、10月にはヨーロッパで300台限定の予約販売も開始されるなど、2019年上半期の登場に向けて着実に歩みを進めている。現時点ではアナウンスされていない国内での販売開始日、価格などの情報が待ち遠しい1台だ。