トップへ

クイーンのブライアン・メイ、フレディ・マーキュリー演じたラミ・マレックに「アカデミー賞を!」

2018年11月25日 12:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「クイーン」のブライアン・メイとフレディを演じたラミ・マレック
伝説のバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの生き様を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』。日本でも11月9日に公開され大ヒットを記録しているが、このたび「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイが同映画で主役のフレディを演じたラミ・マレックについて「アカデミー賞に値する」と大絶賛した。

【この記事の動画を見る】

「クイーン」は映画のタイトルにもなった『Bohemian Rhapsody』をはじめ、『We Will Rock You』、『We Are The Champions』、『Don’t Stop Me Now』などの数々の名曲を世に送り出した伝説のバンドで、ボーカルのフレディ・マーキュリーは唯一無二の歌唱力に圧巻のマイクパフォーマンスで世界中を虜にした。フレディは1991年11月24日にHIV感染の合併症により45歳で死去。彼の死後も「クイーン」の曲は多くの人々に愛されている。

そんなフレディ・マーキュリーがスターダムを駆け上がる最高のエンターテイナーと仲間たち、バンドの舞台裏を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が先月末にイギリスで、今月初めに日本とアメリカで公開された。アメリカの有名な映画評論サイト「Rotten Tomatoes」では先月、批評家たちの評価が54パーセントで、決して良い評価を得たとは言えなかった。現在は批評家の評価が62パーセントになったのに対し、観客の評価は92パーセントとかなり高評価を得ている。

そして、主役のフレディ・マーキュリーを見事に演じたラミ・マレックについて、「クイーン」のギタリストで同映画の音楽プロデューサーを務めたブライアン・メイが『PA通信』に「彼はアカデミー賞にノミネートされるよ。間違いなくアカデミー賞に値するね」「彼は素晴らしかった」「僕たちは彼がフレディだと思うようになるほど、見事にフレディを演じたよ。本当に驚いたね」と大絶賛した。

さらにブライアン・メイは「このプロジェクトに9年もかけたんだ。上手くいっていて素晴らしいよ。以前の僕たちの作品がそうだったように、(最初は)ひどい評価を得たけどね。でも、観客はものすごく気に入ってくれた」「俳優、技術者、プロダクションチーム、ヘアとメイクアップ、みんなが200パーセントの力を注いだ。みんなが真剣で、いい加減な受け答えをするやつはいないんだ。僕を演じた彼(グウィリム・リー)も賞をもらうべきだね」と熱く語っている。

YouTubeの予告編には、映画を観た人から「もし、ラミ・マレックがアカデミー賞を受賞しなかったら、僕たちは暴動を起こす」「ラミ・マレックの俳優のキャリアは爆発する! 先週末観てきたよ。彼はフレディ・マーキュリーを見事に演じた!」「彼らはこの映画にパーフェクトな役者を選んだ」「クイーンの4人のバンドメンバーを演じた役者たちはかなり良く選ばれている。ずっとドキュメンタリーを観ているのかと思った! 素晴らしい!!」「アカデミー賞のスピーチの準備をした方がいいよ」といったコメントが書き込まれ、高評価を得ている。

ラミ・マレックは以前、『PEOPLE.com』にフレディ・マーキュリー役にオファーされた時には「何もためらいはなかった」と言い、「この大きなプレッシャーの中で落とし穴に入らないためのたった1つの方法は、フレディに全身全霊をかけることだった。ロンドンに行って、ピアノのレッスン、歌のレッスン、動きのコーチングを受けて、自分が持つ全てを捧げた」と明かしていた。

フレディ・マーキュリーとバンドメンバーだったブライン・メイ、ファンも大絶賛するほどの演技力を見せたラミ・マレック。アカデミー賞のノミネーションは今年1月に発表されると見られており、授賞式は来年2月24日に行われる予定だ。



(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)