2018年F1アブダビGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは17番手、ブレンドン・ハートレーは16番手だった。
予選Q1、セッション終盤の最後のアタックラップで、ガスリーは「パワーを失った。エンジンから煙が出ている」と無線で報告し、マシンをコース脇に止めた。後にホンダはパワーユニット(PU/エンジン)のトラブルが発生したことを認めた。ガスリーは1分38秒166からタイムを更新できず、17番手となり、Q1で敗退した。ガスリーはFP3でロマン・グロージャンとの接触があり、スチュワードが両者を審議した結果、どちらにもペナルティを科さなかった。
ハートレーは予選Q1で1分37秒994までタイムを削っていったが、16番手にとどまり、Q1で予選を終えた。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ヘッド・オブ・ビークルパフォーマンス ギヨーム・デゾテウス
ブレンドンはとてもスムーズにFP3セッションを過ごした。一方でピエールの方は順調とはいえなかった。最初のランでパワーユニット(PU/エンジン)サイドの電気系の問題に見舞われ、その影響を受けた。この問題はすぐに解決したが、ターン16でグロージャンにヒットされ、最後の計測ラップを断念しなければならなかった。
今日はもっといい結果を出せると予想していたが、予選は予定どおりにいかなかった。ブレンドンはマシンバランスに苦しみ、Q1を通過することができなかった。ピエールにはまたトラブルが発生した。前のラップより0.6秒縮めてきていたのに、最終コーナーでパワーを失ったのだ。そのまま走れていたら、余裕でQ2に進めていたはずだ。今日のマシンには、10番手か11番手を狙える力があったと思っている。
現時点では何が起きたのか分からない。これから詳細な調査を行う必要がある。
決勝では、ハイパーソフトタイヤスタートのマシンは興味深い状況になるかもしれない。決勝のなかでポジションを上げてポイントをつかむため、今夜、あらゆる選択肢を検討する。