2018年F1アブダビGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは17番手だった。
土曜のFP3でガスリーは1分39秒740をマーク、15番手だった。セッション終盤、ガスリーがロマン・グロージャンを追い越そうとした際に接触が起きた。この一件をスチュワードは審議した結果、どちらにもペナルティを科さないことを決めた。
予選Q1、最初のランでガスリーは2回のアタックを行い、1分38秒166をマーク。セッション終盤の最後のアタックラップで、ガスリーは「パワーを失った。エンジンから煙が出ている」と無線で報告し、マシンをコース脇に止めた。後にホンダはパワーユニット(PU/エンジン)のトラブルが発生したことを認めた。ガスリーは1分38秒166からタイムを更新できず、17番手となり、Q1で敗退した。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=17番手
トロロッソとの最後の予選を、こんな形で終えたくはなかった。最終コーナーから立ち上がり、スロットルを開けたら、コーナー出口でパワーを失った。あのラップはとてもうまくいっていただけにがっかりしている。マシンの感触はとてもよく、(Q1の自己ベストタイムから)0.6秒削っていた。でも最後の200~300メートルでパワーがなくなったんだ。
僕らには、12番手あたりを獲得できるペースがあった。Q3進出は無理だったかもしれないけれど、トップ10のすぐ後ろの位置を争える速さがあったんだ。
明日は僕にとって大事なレースを迎える。このチームは僕が加入した時からずっと、とてもよくしてくれた。彼らが僕に最初の機会を与えてくれたんだ。だから、強力なパフォーマンスを発揮して、シーズンをいい形で締めくくるため、全力を尽くす。それができたら、素敵な形で皆に感謝の気持ちを示すことができる。期待していたグリッドポジションからはスタートできないけれど、力を尽くして、精いっぱい戦うよ。