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東レの新"スエード調人工皮革"が高水準の植物由来原料比率を実現

2018年11月22日 14:13  Fashionsnap.com

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ウルトラスエード ビーエックス Image by: 東レ
東レ(TORAY)が、機能性に優れた環境配慮型の新素材「ウルトラスエード ビーエックス(Ultrasuede® BX)」を開発した。部分植物由来のポリウレタンを使用したスエード調人工皮革は世界初となる。2019年1月から販売を開始し、幅広い用途で活用する。



 ウルトラスエード ビーエックスは植物由来原料をポリエステルとポリウレタンに配合しており、スエード調人工皮革において世界最高水準となる30%まで植物由来原料比率を高めた。同社は独自の設計技術とポリウレタンの凝固技術により、従来の植物由来ポリウレタンの課題であった耐久性や染色時の風合いの悪化などを解消。通気性に優れ、イージーケアなどの機能性も備えている。製品の販売後は2019年度に5億円、2023年度に30億円の売上を目指すという。
 同社では2016年から植物由来ポリエステルを使用したスエード調人工皮革「ウルトラスエード ピーエックス(Ultrasuede® PX)」を販売。今後もサステナビリティとクリエイションを両立させるスエード調人工皮革のラインナップを増やしていく予定だ。