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フィギュア米代表アダム・リッポンが引退表明<動画あり>

2018年11月22日 13:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「氷上で学んだことは、これからの自分にも生かしていく」とアダム(画像は『Adam Rippon 2017年9月14日付Instagram「Where you’ll find me everyday」』のスクリーンショット)
平昌五輪での華やかな滑りと独特の世界観で、一躍“時の人”となった米国代表のフィギュアスケーター、アダム・リッポン(29)。五輪閉幕後は多数のメディアで引っ張りだこのアダムだが、このほど正式に選手生活から引退することを表明した。

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2010年のバンクーバー、2014年のソチと2度の冬季オリンピックで出場チャンスを逃し、3度目の挑戦でようやく五輪への切符を手にした米国代表フィギュアスケーターのアダム・リッポン。スケーターとしては遅咲きの28歳という年齢で悲願の五輪舞台に立ち、その美しい滑りで世界中を魅了したのは今年2月のことだった。

非の打ち所のないルックスと奇抜なファッションセンス、そして抜群の身体能力や歯に衣着せぬ物言いが人気を集め、五輪閉幕後も連日テレビや雑誌など多くのメディアに出演。一躍“時の人”となったアダムだったが、次々と10代の若手が台頭する男子フィギュアスケート界において、年齢的にも限界を感じていたようだ。

春に開催されたアイスショー『スターズ・オン・アイス』では氷上で再び華麗な姿を見せていたものの、3月の「ISU世界フィギュアスケート選手権ミラノ大会」や秋のグランプリシリーズは次々と欠場、自身も引退をほのめかしていた。

そんなアダム・リッポンが現地時間19日、米『CBS News』に対しついに選手生活からの引退を正式に認めた。翌20日には自身のTwitterで、引退についてこのように明かしている。

「氷上で学んだことは、これからの自分にも常に生かしていくつもり。努力を惜しまず、自分に忠実であり続けること。誰よりも自分を信じてあげること。そしてこれからもお金を稼いでいくこと。」

「スケートを通じて出会ったみんなを心から愛している。これからも氷の上から、あるいはリンクの外からみんなを応援しているよ。」

「今は移動の多い毎日で、四六時中働いている感じだけど、人生の新たなチャプターの1秒1秒を心から楽しんでいるんだ。かけがえのない貴重な機会を与えてもらえた自分は、本当にラッキーだと思っているよ。僕みたいな人間を応援してくれるみんな、ありがとう。僕もいつだって君を応援しているからね。」

現地時間20日には、全米フィギュアスケート協会も公式Twitterでアダムの引退に言及、「今後は大会での滑りが見られないのは残念ですが、新たなチャプターで活躍する姿を楽しみにしています」とツイート、2010年以降の数々の快挙をおよそ1分間にまとめた動画を公開している。

過去のインタビューでは「これからもスケートにはずっと関わっていきたい」「スケートはこれまでの20年間、ずっと僕の大事な一部だった。そのスケートから完全に離れるなんて不可能だよ」と語っていたアダム・リッポン。引退のニュースには多くのファンが落胆を隠せないが、多彩な才能を持つ彼だけに今後も多方面での活躍が期待される。




画像は『Adam Rippon 2017年9月14日付Instagram「Where you’ll find me everyday」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)