11月21日(水)、神奈川県横浜市で『Lamborghini DAY JAPAN 2018』が開催され、同社の最新スーパースポーツカーである『ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ』がアジア初公開された。
2018年8月に世界初公開されたアヴェンタドールSVJは、6.5リッターV12自然吸気エンジンを搭載し、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は350km/h以上を誇るスーパーカー。ランボルギーニが特許を持つアクティブ・エアロダイナミクス・システム“ALA2.0”が盛り込まれたほか、カーボンファイバー製パーツが多く採用されている。
このスーパーカーは、ドイツのニュルブルクリンク北コースにおいて、2016年に『ウラカン・ペルフォルマンテ』がマークした6分52秒01という当時の量産車最速タイムを約7秒更新し、6分44秒97というベストタイムをマークするパフォーマンスをみせた。
車名の『SV』はスーパーヴェローチェ(超高速)の略称で、ミウラ、ディアブロ、ムルシエラゴが冠した名前。そして『J』は、ランボルギーニがテスト車両として1台のみ制作し、テスト中の大事故で廃車となった幻のスーパーカー、イオタを意味する。
そんなアヴェンタドールSVJがアジアで初公開された。ランボルギーニ・デイのなかで行われた発表会で、ランボルギーニのチーフ・コマーシャル・オフィサーを務めるフェデリコ・フォスキーニは「アヴェンタドールSVJは、パワーウエイトレシオ、空力、ハンドリングの3つの柱を軸に開発された」と開発の背景を語る。
「アヴェンタドールSVJには、戦闘機の要素をデザインに採り入れた。マフラーは戦闘機のジェットエンジンをイメージしてデザインがなされている」
「ニュルブルクリンク北コースでの6分44秒97という好タイムのおかげで、プレスだけでなく、顧客からも高評価を得ており、すでに100台が完売しているよ」
また、発表会には2008~14年までフェラーリF1の代表を務め、現在はランボルギーニのCEOを務めるステファノ・ドメニカリも出席。「今年はランボルギーニにとって飛躍の年になった」とコメントした。
「そして、また来年もそのような年になるだろう。日本だけでなく、世界で記録を打ち立てることができた1年だった。しかし、これは未来に向けた一歩にすぎない」
今回のランボルギーニ・デイでは、1968年に発売されたイスレロ、同じく1968年発売のエスパーダの2台が展示されたほか、2017年にランボルギーニ日本導入50周年を記念して発売されたアヴェンタドールSロードスター、SUVモデルのウルス、2018年のスーパーGT300クラスに参戦したマネパ ランボルギーニ GT3なども展示された。