インディカー・シリーズに参戦するデイル・コイン・レーシングは、2019年シーズンのドライバーにサンティーノ・フェルッチを起用することを発表した。
ダブルヘッダー戦となる2018年のデトロイト戦で、負傷したピエトロ・フィッティパルディに代わってインディカーデビューを果たしたフェルッチ。ラスト2戦にもデイル・コインからスポット参戦し合計4戦に出場。最終戦ソノマでは、スロットルトラブルを抱えながら自身最上位となる11位フィニッシュを果たした。
20歳のアメリカ人の才能を見込んだオーナーのデイル・コインは、セバスチャン・ブルデーのチームメイトとしてフェルッチとフル参戦契約を締結した。
「これまでも言っていたが、デイルと僕を信頼してくれたデイル・コイン・レーシングのみんなにインディカー・シリーズへのフル参戦の機会を与えてくれたことを感謝したい。このチームでインディカーに参戦した時は楽しく、2019シーズンも楽しみにしているよ」
「まだルーキーとして見られるけど、来シーズンに役立つ貴重な経験をした。まだたくさん学ぶことはわかっているけど、それを楽しみにしているんだ」と
フェルッチ。
オーナーのコインは、「彼が我々と参戦したレースでは、サンティーノのパフォーマンスにとても満足していた。たくさんの成長と学ぶ意欲を見せ、改善し続けた。ポートランドでは運がなかったし、ソノマでもね。もっと良い結果を得ていたかもしれない」
「2019年はフル参戦でシリーズに戻って、彼がシーズンを通してどのように成長していくか見るのをとても興奮しているよ」と期待を語った。
インディカーで参戦した4戦は、ストリートとロードコースのみでオーバル戦の経験がないフェルッチ。テキサス・モータースピードウェイでルーキー・オーバル・オリエンテーションテストを先月実施したようだ。
「ルーキーとしてのテキサスでのテストはとても楽しかった。セバスチャン(ブルデー)は、探し方や練習方法など多くを与えてくれたよ。オーバルレースについて学ぶことはたくさんあり、最初のオーバルレースとなるインディ500がとても楽しみだね」とフェルッチ。
フェルッチは、マーカス・エリクソン、コルトン・ハータ、パトリシオ・オワード、そしてフェリックス・ローゼンクヴィストに続く5人目のルーキーとして2019年のインディカーに挑むことになる。