iPhoneが誰かに乗っ取られて遠隔操作される、ということは実際には考えづらい。だが、それでも用心に越したことはない。万一の事態を考えて日頃から備えておくのもいいかもしれない。
この記事では「SpyBye」という製品を紹介しよう。いざという時に備え、iPhoneのカメラを物理的に塞いでしまうガジェットだ。・スライド式カバーでレンズを隠すここでは、iPhoneがマルウェアの侵入を許し、乗っ取られてしまったと仮定しよう。
もしそうなったら、日常のあらゆる場面が誰かに監視されてしまう。特に深刻なのはカメラだ。遠隔でビデオ撮影されたら、いろいろ怖いことがありそうだ。
だからSpyByeでカメラのレンズに覆いをかけてしまう。SpyByeは単純なスライド式レンズカバーのついた保護ケース。普段はカバーでレンズの隠し、必要な時にだけカメラを利用するという仕組みだ。
製品の機能としてはこれだけであるが、SpyByeを日常的に使えばマルウェアを装う詐欺にも騙されることはない。「あなたの顏は撮影した。拡散されたくなければいくら払え」というものだ。
ありとあらゆるところにカメラがある現代だが、その対策として物理的な手段を用いているSpyBye。しかしそれは、極めて確実な方法でもある。・最新iPhoneにも対応予定SpyByeは現在、iPhone7及び8に対応したラインナップを用意している。iPhoneの他のバージョンやAndroid端末への対応はこれからになるという。また、マイクにもカメラカバーと同様の仕組みのものを設ける予定であるそうだ。
SpyByeはクラウドファンディング「Kickstarter」で19ユーロ(約2450円)から。
Kickstarter