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U-FES.2018レポート(2)はじめしゃちょーが“顔面スプラトゥーン”!? 白熱のゲームステージ

2018年11月21日 08:02  リアルサウンド

リアルサウンド

 日本最大級の動画クリエイターの祭典『U-FES.2018』の11月11日(第2部)の模様を3回に分けて送るレポート第2弾。今回は、幕間をつないだ水溜りボンドの軽妙なトークから、はじめしゃちょーらクリエイターたちが人気ゲーム『スプラトゥーン2』で熱戦を繰り広げた「ゲームアトラクション」をお届けする。


参考:U-FES.2018レポート(1)ガチャピン&ムックも参戦 水溜りボンド対決に沸いた第1ステージ


水溜りボンドが幕間をつなぐサービスタイム


 「はい、どーもー!」と聞き慣れた挨拶をしながら「ゲームアトラクション」に転換する約5分間をつなぎにやってきた水溜りボンド。思わぬサービスタイムに観客は大喜びだ。「聞きますか、何か話を」とトミーが振ると、カンタがいきなり「みなさん、どこから来たのか聞いてもいいですかー?」とコールアンドレスポンス状態に。「いいでーす!」「いいよー!」「イエー!」……混乱しながら思い思いに叫ぶ観客たちを見て、トミーがすかさず「ズルいズルい、1番最初にマックス(の歓声)が出ちゃうから。こっから少なくなる一方だから!」とツッコむ。その後もテンポよく会話を弾ませ、ふたりのトーク力を見せつけるあっという間の5分半だった。最後は、きっちりとお辞儀をしてステージをあとにする、“YouTube界のNHK”っぷりも健在だ。


はじめしゃちょーチームvsKazuチーム因縁の対決!


 会場がすっかり温まったところに、「ゲームアトラクション」MCの恭一郎とMasuo、さらに『スプラトゥーン2』で対戦する、はじめしゃちょーチームのミラクルぐっち、Megumi、ジロー(カリスマブラザーズ)、Kazuチームのトミック、みの(カリスマブラザーズ)、しばゆー(東海オンエア)が登場。


 同日第1部でKazuチームにボロ負けしたという、はじめしゃちょーは「この4人怒ってるんです、今! 本当に勝ちたいんで頑張ります」と本気モード。対するKazuはいい人オーラ全開の笑顔を浮かべ「本当チームワークだと思ってるんで、僕ら。だから次も行くぞ、おー!」と4人で円陣を組み気合を入れるのだった。


 ルールは、ナワバリバトルを4対4で2試合プレイ。引き分けの場合はチームのポイント合計で勝敗を決める。やまない声援に恭一郎が「みんなちゃんとルール聞いてた? しばゆーのことばっか見て!」と絶叫。これに対してしばゆーは「鼻毛抜いてたんだよ!」と、らしい返しで笑いを起こす。そして、全員のカウントダウンでいよいよゲームスタート!


 第1試合のステージは縦に長いマンタマリア号。まずは自分たちの陣地を塗りつぶし、敵地を攻めるのがセオリーだと解説するMasuo。「おらー! 来いやー!」人一倍荒ぶる声を上げるのは、リベンジに燃えるはじめしゃちょーチームのジローだ。1分が経過したところで全体を見てみると、ほぼ互角のよう。勢いを増すジローに、Kazuも「ヤバい! ジロー、11キルだよ!」と焦りの表情を見せる。これはもしかしたらはじめしゃちょーチームが逃げ切るか、と期待を膨らませて試合結果を見ると、ジローの健闘むなしくKazuチームに軍配が上がる。


“顔面スプラトゥーン”となったのは?


 最終試合のステージは、またもや縦に長いモンガラキャンプ場だ。前半からローラー使いのはじめしゃちょーが、Kazuチームの陣地にうまく入り込みここぞとばかりに塗りつぶしていく。1分経過段階で、全体を引いてみるとはじめしゃちょーチームが優勢に見える。手に汗握る攻防に会場からも、大きな声援が飛ぶ。これは悲願の初勝利となるか!? だが、試合結果が発表されると、まさかのKazuチームの圧勝。「こんな大差つくの?」とステージ上のクリエイターも、観客も驚きの表情を隠せない。


 Masuoが「最後の30~40秒ではじめしゃちょーがやられて、一気に攻め込まれた」と敗因を解説していると、はじめしゃちょーが「でも僕、しばゆー3回倒しました!」と強気の発言をするも、負けたチームのリーダーとして罰ゲームを受けることに。


「ちょっと泣きそうです」思わず目を伏せるチームメイトのミラクルぐっち、Megumi、ジロー。罰ゲームを執行するKazuチームのトミック、みの、しばゆーとくれば、忖度は一切なしだ。普段いい人代表のような笑顔のKazuも、感情を失った顔で黙々とペイントしていく。


観客の「はーじめ!」という呼びかけに、振り返ると歯まで絵の具にまみれたアーティスティックなはじめしゃちょーが! これまで数々の体を貼った動画を生み出してきたはじめしゃちょーの新たな姿が見られ、客席はみんな拍手喝采したのだった。


(佐藤結衣)