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MYTEENが語る、日本デビューへの意欲「いろいろなコンセプトを表現できるのがグループの強み」

2018年11月21日 08:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 MYTEENが、ついに10月24日に日本デビューを果たした。ペク・チヨンや、元2NE1のMINZYらが所属する事務所・MUSIC WORKS初のボーイズグループ。MYTEENの由来は、“MY”+“TEENAGER”で、多くの人が自分の10代を思い浮かべたときにすぐ思い出してもらえるグループになりたいという願いが込められている。


 メインボーカルのキム・グクホン、ソン・ユビン。メインラッパーのシン・ ジュンソプ、リードラッパーのウンス、サブラッパーのイ・テビン、ハンスル。そしてメインダンサー/サブボーカルのチョンジンの7人。彼らの高い表現力は俳優や作詞作曲など多方面で発揮されている。平均年齢20歳。これからが楽しみな7人に、日本デビューへの思い、日本デビュー曲「SHE BAD -Japanese ver.-」の魅力、そしてMYTEENの強みについて聞いた。(佐藤結衣)


(関連:SHINee テミン、ソロ活動で示す“大人”への成長 アルバム『TAEMIN』を機に振り返る


■メンバー7人が自己紹介


――日本デビューおめでとうございます。まずは、自己紹介をお願いします。


ウンス:はい。僕はリードラッパーで作詞・作曲も担当している、“MYTEENのお母さん”ウンスです! よく聞く音楽はロックです。ヘビーメタルも好きです。一生懸命日本語を勉強して、通訳なしでコンサートがしたいです。


キム・グクホン(以下、グクホン):はじめまして。僕は新しいリーダーで、メインボーカルのグクホンです。好きな音楽はR&Bとソウルです。目標は、日本のオリコンランキング1位を獲得することです。よろしくお願いします!


シン・ジュンソプ(以下、ジュンソプ):こんにちは。僕はメインラッパーで作詞も担当しています。シン・ジュンソプです。気分がいいときはノリノリのヒップホップ、雨の日は悲しい曲を聞くことが多いです。ふだん何もしない日は、クラシックとかジャズが好きです。日本のバラエティ番組に出てみたいです! お願いします。


イ・テビン(以下、テビン):僕はラップ担当している、MYTEENのかわいいお兄さんテビンです。音楽はバラードが好きです。日本で絶対成功して、日本で一番美味しいお寿司屋さんをオープンしたいです。


ジュンソプ:え、かわいいおにぎり!?


ウンス:おにーぎりじゃなくて、おにーさんですよ(笑)。


ハンスル:僕はラップ担当のハンスルです。優しい感じの曲よりも楽しい歌が好きです。いつか日本武道館で単独コンサートをすることが目標です。よろしくお願いします。


チョンジン:こんにちは。パフォーマンスとサブボーカルを担当しているチョンジンです。アーバンポップが好きです。日本のバラエティ番組からオファーがたくさん来るくらい活躍したいです。よろしくお願いします。


ソン・ユビン(以下、ユビン):僕はメインボーカルを担当しているソン・ユビンです。好きな音楽のジャンルはバラードとヒップホップです。相反するものですが(笑)。日本中の人に顔と名前を覚えてもらいたいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。


■アーティストを目指したきっかけは千差万別


――みなさんがアーティストを目指したきっかけは?


ユビン:僕は韓国のオーディション番組『SUPER STAR K6』(Mnet)に出たのをきっかけに歌い始めました。そこまで真剣に歌手になりたいと思っていたわけではなくて、面白半分で応募してみたんです。でも、それがきっかけでこうして日本でのデビューにもつながって、とてもいいきっかけになったと思っています。


チョンジン:高校2年生のとき、学校に行く途中でダンスボーカルアカデミーのチラシを見つけて、やってみたいなと思ったのがきっかけです。もともとは歌手を夢見てたんですけど、アカデミーで習い始めたらダンスがどんどん楽しくなっていきました。


ハンスル:僕は、ちょっと歌に自信がなくて、ラップを始めました(笑)。歌詞をメロディに乗せると言葉が限定的になってしまうんですけど、ラップはたくさんのアプローチ方法があるのが好きです。


テビン:もともとは俳優をやりたくて、芸能界に入りました。でも、縁があって練習生として事務所に入って、メンバーと一緒にレッスンに励む中で、徐々に歌やダンスの関心が高まっていったという感じです。


ジュンソプ:僕は中学のときにスカウトを受けて、エンターテインメントの世界に入りました。そこで練習生として歌やダンスを習ううちに、頑張ろうと思うようになりました。


グクホン:中学生のときテレビで、ハイトーンボイスの歌手を見たとき、僕もこんなふうに歌いたいって思ったのがきっかけです。全力を出し切る姿に、憧れました。


ウンス:(日本語で)僕は、子どものときから歌ったり踊ったりするのが好きで、自然と練習生になろうと思いました。


ユビン:(日本語で)さすが、ウンスさん!


ジュンソプ:(日本語で)すごい、ウンスさん!


■食べることが大好きだから日本での活動には心配も?


――みなさん、一緒に日本語を勉強されているんですか?


ウンス:(日本語で)今は、僕とグクホンは一緒に勉強していますけど、他のメンバーは日本のアニメを見ていて……。


ユビン:『NARUTO』!


テビン:あー、『コナン』! 真実はいつもひとつ!


ジュンソプ:『エヴァンゲリオン』『クレヨンしんちゃん』!


ユビン:『ONE PIECE』! ピカチュウもいますね!


――みなさん、よくご存知ですね。では、日本でデビューすることが決まったときの気持ちはいかがでしたか?


ユビン:面白そうだなって思いました。ただ嬉しい反面、心配していることもあります。日本語が大丈夫かなっていうところもありますが、おいしいものが多すぎて太っちゃうんじゃないかって。(ほっぺをペシペシとたたきながら)見ての通り、今回日本に来てちょっと太りました(笑)。


――みなさんは日本の食べ物で何が好きですか?


ユビン:コンビニに売ってるデザートがおいしくて。シュークリームパンとか、もっちもっちのロールケーキも!


ウンス:たまごサンドイッチもおいしいですね。


チョンジン:僕はスポーツドリンクが好き。日本はドリンクの種類が多くて楽しいです。


ハンスル:ラーメンと牛丼も!


テビン:僕はやっぱりお寿司ですね。ウニ、いくら、うなぎ、かにみそ……。


――かにみそ! 渋いですね。


テビン:お母さんが日本の大阪のほうに住んでいたことがあって、子どものときからよく日本に来ていたんです。東京のおいしいものを知りたいですね。


グクホン:僕も親戚のおばさんが日本に住んでて、焼き肉に連れて行ってもらったことがあります。安くてとっても美味しいです。


ウンス:あとは、お弁当、天ぷらも!


ジュンソプ:たこ焼きも!


ユビン:こんなふうに、みんな食べるの大好きなので、日本での活動は楽しみ半分、みんな太っちゃんじゃないか心配半分です。ちなみに、一番食べるのはウンスくんです!


■日本デビューシングル曲、発音の難しさ


――日本でたくさん食べて、たくさんパフォーマンスしてください! では、日本でのデビューシングル「SHE BAD -Japanese ver.-」の聴きどころについて教えてください。


ユビン:まず歌詞がとってもセクシーで、女の人の心を打つような内容になってます。男性の心情を表した曲ですね。


ウンス:魅力的な女性を手に入れようとする曲です。


ジュンソプ:EDMポップスなサウンドも気に入っています。


ウンス:チョンジンのパートで〈抱き寄せたい〉っていう歌詞があるんですけど、「だ! きよせ た! い」って、すごく強くて聴いていて気持ちがいいですね。


チョンジン:フフフ(照)。


ユビン:とてもいいと思います。


――日本語のラップも、とてもなめらかで印象的でした。


ウンス:「SHE BAD」ではハンスルが、とても長いラップに挑戦しています。


ハンスル:日本語の歌詞を見たときに、韓国語の歌詞よりだいぶ文字数が増えていたんです。このリズムの中にちゃんと合わせられるようにと思って、頑張りました。日本語の発音はとても難しいです。特に「ず」が苦手で。


全員:「すー」「ずー」「じゅー」「づぃー」「つー」……。


ユビン:ああ、難しい!


ウンス:韓国語は「ず」と「つ」がないんです。


ユビン:寄せては返ず~♪ 返す~?


ウンス:アハハハ。そのパートは何回もレコーディングしましたね。


■MYTEENの中でのブームは?


――MVも大人っぽい雰囲気に仕上がっていましたね。特に注目してほしいところはありますか?


ジュンソプ:テーブルの上を駆け抜けるシーンがあるんですけど、キャンドルとかグラスが落ちて割れてデンジャラスでした。


ユビン:歌とダンスはもちろんですが、今回は演技の部分も頑張りました。僕がジュンソプと対峙する場面は見逃さないでほしいです。


テビン:歌って踊るだけではなく、実は隠れたストーリーがあるので、これはどんな意味があるのかなって、解釈する楽しみを味わってほしいですね。最後に、僕がドアを閉めて、後ずさりしていく場面があるんですけど……。


ジュンソプ:家に帰りたいの?


ハンスル・チョンジン:プププ。


テビン:それもひとつの解釈。何が正解かは重要ではなくて、見てくださった方にストーリー性を感じてもらえたら嬉しいです。というか、みんなプロットをもらって、知ってるはずだよね? 僕だけ真剣に見てたってこと?(笑)。


ジュンソプ:(突然拳を作った両手を胸の前でクロスさせて)バックソォ!


――!?


ウンス:これは、今MYTEENの中で流行っているポーズです。メンバーが変なことをしたら、みんなでやるんです。


ユビン:バックスォっていう言葉を自分たちで作りました。


ウンス:特に意味はないです(笑)。


ユビン:テビンくんが一番ハマってるんですよ。1回見せてもらいましょう!


テビン:(少し照れくさそうにポーズをキメて)……バックスォ。


テビン以外:(拍手しながら大盛り上がりで)イエーイ!


ウンス:やっぱり意味はないです(笑)。


――(笑)。楽しそうですね! MYTEENの中では、そういうブームはよく来るんですか?


ウンス:毎月のようにありますね。前は、BTS先輩の「FAKE LOVE」という曲があるんですけど、“Fake”はウソという意味ですから、ウソだよ~みたいな感じで遊んでました。


グクホン:例えばメンバーに「タオル落ちてるよ」って言うと、「え?」って驚いて見るじゃないですか。そのときに〈FAKE LOVE~♪〉って(笑)。


■メンバー/グループ全体、それぞれの強み


――本当に仲がいいですね!


ウンス:いっしょに活動し始めて、もう2年半くらいですからね。


ユビン:もうそんなに経った? あっという間ですね。


――では、いま隣に座っているメンバーの一緒に過ごしてみてわかった魅力を教えてください。


ウンス:グクホンは見た目と違って、実は面白い人なんです。ギャグをよく言ってきます。韓国語の言葉遊びみたいなギャグなので、あんまり日本語で表現できないんですけど……。


グクホン:言いますね(笑)。でも、ジュンソプも同じですよ?


ジュンソプ:はい、僕はギャグメンバーです!


ウンス:YouTubeのMYTEEN showを見てもらえたら、わかるかもしれません。韓国語ですけどぜひ見てください。


ジュンソプ:テビンくんはMYTEENの中で一番お兄さんで、演技もうまいですし、カリスマです。


テビン:僕はカリスマよりもマイルドなほうがいいんですけどね(笑)。ハンスルはMYTEENの末っ子なんですが、背が高くて服がなんでも似合うところがうらやましいですね。


ハンスル:エヘヘ。チョンジンくんは、静かそうに見えるんですけども、コミカルなところもあって、冗談を言います。たまに話す言葉一つひとつがギャグセンス高いなって思います。


チョンジン:ユビンは、僕がからかったときのリアクションが一番いいです(笑)。驚かせたときに、すごくびっくりしてくれるんです。


ユビン:(笑)。ウンスくんは、本当にカッコいい。身体もたくましくて男らしいですし、カッコいいお兄さんだと思います。


――では、MYTEENというグループ全体の強みは?


ウンス:韓国でデビューしたときは爽やかさ、フレッシュさを打ち出していましたが、今回の日本デビュー曲ではセクシーさも見せられたと思います。いろいろなコンセプトを表現できるのがMYTEENの強みです。それでいてギャグや面白いが好きなメンバーも多くいる親近感も、僕たちの魅力だと思います。


■ メンバーからの“愛”あふれるメッセージ


――最後に、ファンのみなさんへメッセージをお願いします。


ウンス:(日本語で)このインタビューを読んで、MYTEENのファンになってくれましたか? なってくれたら、うれしいです。東京や名古屋、大阪、札幌、福岡とか、いろんなところに行って、たくさん会える機会を作れるように僕たち頑張りますので、応援お願いします。


グクホン:(日本語で)一生懸命頑張ります!


ジュンソプ:応援よろしくお願いします。(日本語で)たくさん聴いてください~!


テビン:有名になれるように、頑張ります。(日本語で)日本のみなさん、愛してます。


ハンスル:(日本語で)「SHE BAD」を聴いてくれたみなさん、ありがとうございます。ホント好きだよ!


チョンジン:日本語の勉強を頑張って、直接コミュニケーションが取れるようにしたいと思っています。これから、よろしくお願いします。


ユビン:(日本語で)シンプルに、愛してる~!