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太賀、菅田将暉と染谷将太のブレイク当時の心境を明かす 「ジェラシーの塊だった」

2018年11月21日 06:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 菅田将暉がパーソナリティを務める『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)の11月12日の放送に、高校生のころから親交があるという俳優の太賀がゲスト出演した。


【参考】菅田将暉と中村倫也の共演を熱望! ラジオの“朗読熱演”で見せた信頼の高さ


 菅田と太賀は、雑誌『CUT』(ロッキング・オン)にて「夢で逢えたら」を連載中だ。「行きたいところへ行きやりたいことをやる」というこの企画は、同誌で太賀が菅田を撮影したことがきっかけで始まった。その都度、太賀が菅田の写真を撮影し、その模様が掲載されている。菅田は以前、「他の友達でも写真撮るやつはいっぱいいるけど、太賀はやっぱり別格で。太賀の撮る写真がすごい好きなんですよ」(『CUT』2017年6月号)と明かしており、菅田の公式Twitterのアイコンも、太賀が撮影した写真にするほどのお気に入りの様子だ。


 菅田と太賀が初めて共演したのが、TBS系ドラマ『ブラックボード~時代と戦った教師たち~』(2012)。この日のラジオでは、菅田が自分の服装を気に入って、よそよそしく話しかけてきたのが最初だと太賀が明かし、菅田は当時を思い出し照れている様子を見せた。それ以降は、映画や服、写真など共通の趣味を通じて仲を深めてきた2人。ラジオでは、菅田が、映画好きな太賀におすすめの作品を聞くことも多いと話し、太賀も「(菅田は)純粋に感動してくれるから良い」と返答。勧める側としても菅田の反応は快いもので、2人の信頼の高さが伺えた。


 ラジオの初っ端から笑い合ってばかりの2人だったが、かつて、太賀が菅田に役者としてライバル心を燃やし、連絡を取り合わない時期もあったという。菅田が主演に抜擢された映画『共喰い』(2013)には、太賀もオーディションに参加していた。当時、太賀が「お芝居すら観てもらえなかった」と悔しがっていたところ、いつの間にか菅田主演に決まっていたという。「田舎っぽい子を探している」といテーマで集められたメンバーの中にいた菅田と太賀。当時、菅田は金髪で「(太賀から)『絶対俺の方が地方似合うだろ』ってブチ切れられたの覚えてる」と明かすと、太賀が「絶対俺の方が田舎っぺだもん」と自信満々に発言し笑いを起こした。


 菅田が『共喰い』、『そこのみにて光輝く』(2014)に出演していた時期はあまり仲が良くなかったそうで、太賀が「もうしんどかったね」と当時を回顧する。「あの時期は本当にそう、菅田将暉と染谷将太ね」と、染谷の活躍も近くで見ていた太賀は、当時の思いを「ジェラシーの塊だった」と振り返っていた。


 だが、時間を経て、菅田がauのテレビCMで“鬼ちゃん”役を演じ、染谷が『寄生獣』(2014~2015)の主演を務めたときはもう“お手上げ状態”だったという。その時には「心からお前頑張ったな」と太賀も素直に嬉しくなったそうだ。


 太賀は、放送中のドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で演じている今井というキャラクターで現在人気沸騰中だ。12月7日に公開される岡田准一主演映画『来る』のほか、来年も現時点で映画2作品への出演が発表されている。一方菅田は、朝ドラ『まんぷく』(NHK総合)と2019年1月スタートのドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)への出演を控えている。2人とも、シリアスな作品からコメディまで多彩な表現で演じ分け、作品や役の大きさに限らず、デビュー以来出演作が途切れない稀有な役者だ。


 ともに意識し合いもがき合った日々を経て、主役級で活躍するふたりは、まさに今旬の俳優と言えるだろう。同学年のふたりが、次世代の映画界、ドラマ界をけん引してくれるはずだ。そして、番組で明かされた太賀が撮りためた菅田の5000枚もの写真が表に出る、『太賀・菅田将暉』展の開催を待ちわびたい。


(かみと ゆめ)