2018年のスーパーGTは11月10~11日に栃木県のツインリンクもてぎで行われた第8戦で幕を閉じたが、早くも2019年に向けた噂がパドックで飛び交っている。中でも注目と言えるのが、来季新型アストンマーチン・バンテージGT3がGT300クラスに参戦するという噂が出ているのだ。
F1ではレッドブルのサポートを行うほか、WEC世界耐久選手権ではバンテージGTEでワークス参戦するなど、積極的なモータースポーツ活動を展開しているアストンマーチン。現行のアストンマーチンV12バンテージGT3は2012年がデビューイヤーだが、2018年もRモータースポーツがブランパンGTシリーズで走らせており、多くの好成績を挙げるなど、まだそのポテンシャルは高い。
そんなバンテージの新型GT3マシンは、2018年のル・マン24時間でGT3マーケットに向けた新車両として公開された。メルセデス製エンジンを搭載するなど、そのポテンシャルはすでにGTEで証明されており、フェラーリ488 GTE/GT3同様、GTEと多くのパーツを共有しているマシンだ。その新型が、早くも2019年にGT300クラスにデビューするという。
2019年からの参戦に向けては、これまでもGT300クラスに参戦してきた有力チームがマシンをスイッチし、新型バンテージGT3を導入すると言われている。参戦体制はかなり強力なものになりそうで、来季のGT300における注目の存在になるだろう。
新型バンテージGT3はすでにVLNにテスト参戦し、2018年12月に行われるアブダビ12時間にAMRと関係が深い3チームから3台が先行参戦の予定だが、噂ではこのアブダビ12時間と近いタイミングで日本に到着すると言われる。この段階でのデリバリーは、アストンマーチンからの強いバックアップを匂わせるものだ。
流麗なボディをもつ新型アストンマーチン・バンテージGT3は、いったいどのチームから参戦することになるのだろうか……!? さらに、アストンマーチンはプライベーターながら2019年からはDTMドイツツーリングカー選手権にも参戦するだけに、その体制発表と将来の動きが気になるところ。
噂では早い時季に2019年の参戦体制が公開されるとも言われている。アストンマーチンにとっては、日本は世界でも2番目に大きいマーケットでもあり、本腰を入れたモータースポーツ活動が展開されるかもしれない。