11月23日~25日に開催されるF1第21戦アブダビGPは、カルロス・サインツJr.にとってルノーから参戦する最後のレースとなる。
今年で24歳のサインツは、2017年のアメリカGP開催前にトロロッソからルノーに貸し出されたが、それはレッドブル、マクラーレン、ホンダ間の複雑なエンジン供給契約の一部として実現した。
そして2019年シーズンにはマクラーレンのフルタイムドライバーとして、2度のF1世界チャンピオンであるフェルナンド・アロンソの後任となる。サインツはF1での次の章を楽しみにしている一方で、暫定的に所属したルノーに別れを告げるのが辛いという。
「過去14カ月にわたって、僕はルノーでの時間を本当に楽しんできた。エンストンは家族のような雰囲気だと言われているが、僕は一日目から落ち着いた気分になれたし、とてもチームに歓迎されたんだ」とサインツは語った。
「マニュファクチャラーチームでレースをするという夢が叶ったし、F1でこれほど重要なブランドの歴史の一部になれたことをとても誇りに思う」
「コースでは、全体的に素晴らしい結果と高い一貫性を出すことができた。そのことについても僕は誇りに思うよ。ドライバーとしてとても貴重な経験を得た。来シーズンもマクラーレンでルノー・ファミリーの一員でいるのが楽しみだ」
「ただ集中すべき最後のレースがまだ残っているから、今のところはそのことだけを考えている」
2017年のヤス・マリーナ・サーキットのレースでは、サインツはタイヤのトラブルでリタイアを余儀なくされ完走することができなかった。サインツはチームを離脱するにあたって、今年はより良い結果を出したいと願っている。
「アブダビをとても楽しみにしている。面白い最終戦になるだろうからね。照明の下でのレースは本当に楽しいよ。レースを日中に始めて、夜空の下でフィニッシュするなんてクールだ。とても気に入っている」
「周回の点では、いろいろな要素がある。ロングストレートではオーバーテイクのチャンスがあるし、高速コーナーにタイトなコーナーもある。万全な準備ができるように僕たちは宿題をこなしていく。そして金曜のフリー走行から全力で取り組んでいくだろう」
「最終戦ではもう少しマシンからパフォーマンスを引き出したい。ポイント圏内に戻れるようにチームと懸命に仕事をしていくよ。チームにとって良い最終戦になることを願っているし、僕は好結果を出してシーズンを終えることができると思う」