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映画『サムライマラソン』 佐藤健、小松菜奈、森山未來、長谷川博己ら共演

2018年11月20日 12:51  CINRA.NET

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『サムライマラソン』 ©”SAMURAI MARATHON 1855”FILM Partners
映画『サムライマラソン』が2019年2月22日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。

同作は、日本のマラソンの発祥と言われ、幕末から現在まで160年以上にわたって受け継がれている「安政遠足」を題材にした土橋章宏の小説『幕末まらそん侍』を映画化するもの。迫る外国の脅威に備えて安中藩主・板倉勝明が藩主を鍛えるために十五里の山道を走る遠足を計画するが、この動きが幕府への反逆とみなされ、藩士不在の城に藩の取り潰しを狙う刺客が送り込まれたことから、ただ1人迫る危機を知った男が計画の阻止のために走り出す、というあらすじだ。

遠足参加中、藩に迫る危機をいち早く察知する主人公・唐沢甚内役を演じるのは佐藤健。唐沢は普段は平凡な侍だが、実は幕府のスパイとして藩に潜入している忍び、という役どころだ。

また藩主の娘・雪姫役に小松菜奈、藩の重役の息子で野心溢れる侍・辻村平九郎役に森山未來、侍に憧れる足軽・上杉広之進役に染谷将太、佐藤演じる唐沢の上司・植木義邦役に青木崇高、隠居を言い渡された老侍・栗田又衛門役に竹中直人、安中藩に刺客を送る幕府大老・五百鬼祐虎役に豊川悦司、藩士に遠足を申しつける安中藩の藩主・板倉勝明役に長谷川博己がキャスティングされている。さらに門脇麦、中川大志、小関裕太、阿部純子、奈緒、福崎那由他らも共演者に名を連ねる。

企画・プロデュースは『ラストエンペラー』などを手掛けたジェレミー・トーマスと、『おくりびと』の製作を手掛けた中沢敏明。トーマスと中沢は2010年公開の映画『十三人の刺客』でもタッグを組んだ。監督は『キャンディマン』『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』などのバーナード・ローズ。音楽はフィリップ・グラス、衣裳デザインはワダエミが担当する。

今回の発表とあわせて特報映像が公開。「心と身体を鍛錬せよ!」というセリフや、長谷川博己演じる藩主・板倉勝明の姿、佐藤健演じる唐沢が林の中を駆け抜ける様子、唐沢や森山未來演じる辻村、染谷将太演じる上杉らが集団で走る場面、剣を使ったアクションシーン、小松菜奈演じる雪姫の姿、「行きはマラソン、帰りは戦」というキャッチコピーなどが確認できる。

バーナード・ローズ監督はキャストについて「今まで多くの俳優と仕事をしてきましたが、佐藤健さんのように、抜群の身体能力と繊細な表現力を兼ね備えた俳優は初めてでした。また、雪姫を演じた小松菜奈さんは、難しい役でしたが、上品かつ力強い印象的な女性を演じ切ってくれました。森山未來さん、染谷将太さん、青木崇高さん、竹中直人さん、豊川悦司さん、長谷川博己さんら、出演頂いた俳優は皆、素晴らしいポテンシャルをこの映画の中で発揮して頂き、才能溢れるスタッフに参加して頂けたことも、とても幸運でした」と賛辞を送っている。

またジェレミー・トーマスは「最高のスタッフと、ファンタスティックなキャストが集結し、強烈な映画体験を創り上げました。日本はもちろんのこと、世界中の観客に楽しんでもらえる革新的なサムライ映画になりました」とコメントを寄せている。

なお同作は、様々な組織団体がオリンピック・パラリンピックと繋がりを持ちながら2020年大会に向けた参画・機運醸成・レガシー創出のアクションを実施する「東京2020参画プログラム」に認証されている。

■ジェレミー・トーマスのコメント
『キャンディマン』や『不滅の恋 ベートーヴェン』などで知られるバーナード・ローズを監督に迎え、中沢敏明プロデューサーと再びタッグを組み、サムライがマラソンに挑んだという、独創的でインパクトある史実を題材にした物語を映画化しました。衣装デザインのワダエミ、音楽のフィリップ・グラスなど最高のスタッフと、ファンタスティックなキャストが集結し、強烈な映画体験を創り上げました。日本はもちろんのこと、世界中の観客に楽しんでもらえる革新的なサムライ映画になりました。

■バーナード・ローズ監督のコメント
サイレント映画を撮るように、俳優のフィジカルな身体的表現力と映像の力を最大限に生かした作品作りをしたことで、映像で物語る、映画本来のアプローチによる力強い作品になりました。
今まで多くの俳優と仕事をしてきましたが、佐藤健さんのように、抜群の身体能力と繊細な表現力を兼ね備えた俳優は初めてでした。また、雪姫を演じた小松菜奈さんは、難しい役でしたが、上品かつ力強い印象的な女性を演じ切ってくれました。森山未來さん、染谷将太さん、青木崇高さん、竹中直人さん、豊川悦司さん、長谷川博己さんら、出演頂いた俳優は皆、素晴らしいポテンシャルをこの映画の中で発揮して頂き、才能溢れるスタッフに参加して頂けたことも、とても幸運でした。
私にとって心から誇れる映画となり、間もなく皆さまにご覧頂けることを感慨深く思っています。