ルイス・ハミルトンは現在絶頂期にあるが、2019年は勝利に飢えた若手らがメルセデスF1のスターである彼の背後に控えているため、彼らをかわすためにさらなる取り組みが必要になると考えている。
5度目のタイトル獲得をかけて2018年シーズンを戦ったハミルトンの最大のライバルは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルであった。
ベッテルは来季もあなどれない強敵となるだろうが、ハミルトンはマックス・フェルスタッペンやシャルル・ルクレールとも、速さを備えた凄まじいライバルとして渡り合うことになるだろうと指摘している。
ハミルトンはシーズン終了後すぐさま、自身の1年を振り返り、クルーと共に改善できる領域を探ることになる。備えあれば憂いなしということだ。
「年の終わりには必ずシーズンを振り返る。見ておくべき領域というものが常にあるんだ。すべてのレースで勝てたわけではないし、シーズン序盤には災難に見舞われたこともあった。改善の余地はいつだってあるよ」とハミルトンは説明する。
「だから僕はそうするし、それこそが自分自身に期待していることだ。この冬の間にもやるべき仕事があり、アプローチの仕方も少し変わるだろう。若手が追い上げてきているから、当然のことながら深く掘り下げなければならない」
「フェラーリ入りするルクレールは自分の力を証明することに飢えているだろうし、マックスもそうだ。だから僕は、自分がまだそこ(頂点)にいられるということを、確実にしておかなければならないんだ」
新たにフェラーリに加入するルクレールについては、多くの人々が来季、赤いマシンに乗り込む姿を見られる日が来るのを待ち望んでいる。彼はF1の現王者に脅威と見なされたことを光栄に思っており、以下のように述べた。
「ルイスのそんな言葉が聞けるなんて光栄なことだ。彼は素晴らしいドライバーであり、僕は彼がF1に行くかなり前から見てきたんだ」
「来年は自分のベストを尽くせるよう努力するけれど、絶対に簡単にはいかないだろう。彼はとても経験が豊富な、驚くべきドライバーだ。けれどもその言葉が聞けたのは、とても素敵なことだね」