アルファロメオ・ザウバーF1チームのテストドライバーを務めるコロンビア出身の女性ドライバー、タチアナ・カルデロンが、自身2度目のF1走行を行った。17日、18日の2日間にわたり、フィオラノでザウバーC32・フェラーリを走らせた。
カルデロンは10月30日、メキシコのエルマノス・ロドリゲス・サーキットでザウバーC37をドライブ、F1マシンでの走行を初めて経験した。それから約3週間後、ザウバーはカルデロンのために2度目のテストの機会を設けた。今回使用したのは2013年のザウバーC32・フェラーリだった。
2日間通してドライコンディションの下、カルデロンは初日は90周、2日目は112周を走りこんだ。今回フィオラノを初めて走ったカルデロンはコースを学ぶことから始め、2日目には予選と決勝のシミュレーションを行った。
チームは、カルデロンは「素晴らしいパフォーマンスを発揮し、ひたむきに努力し、優れた持久力を見せて、一貫したラップタイムを記録した」と述べている。カルデロンが2.945kmのフィオラノでピレリのプロモーション用タイヤを使用して記録した自己ベストタイムは、58秒802だった。
「この2日間、貴重な経験を積み、成長する上でとても有意義な時間を過ごすことができました」とカルデロン。
「ザウバーC32・フェラーリで走り、信じられないほどの気分でした。V8エンジンのサウンドとパワーは素晴らしかったです」
「今回のテストに向けてチームは準備を万端に整え、プログラムをしっかり実行してくれました。そのおかげで不安なくマシンに乗ることができました。今回学習したことを生かし、実践に移したいと思います」