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総合首位に浮上したトヨタのタナク「本来のリズムを取り戻し、少し攻めた走りで挽回」/WRC第13戦オーストラリア デイ2後コメント

2018年11月18日 10:01  AUTOSPORT web

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オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC世界ラリー選手権第13戦オーストラリアは11月17日、SS9~18が行われ、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位に浮上した。ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)も総合2番手に続き、トヨタ勢がトップ2を占めている。

■Mスポーツ・フォード
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合6番手
「今のところルーズグラベルで難しいラリーを強いられている。それでもチャンピオンシップについてはポジティブな1日だったから、それには満足している」
 
「昨日は先頭走者だったから本当に大変だった。今日は5番手出走だったから少しはましだったけど、僕たちより後方からスタートしたドライバーたちと比べるとかなりタイムをロスしてしまった」

「ときに苛立つこともあるけど、1番の目的はチャンピオン争いに必要なポイントを獲得することだ。これを目標に戦っているけど、、最終日は走行距離が非常に長く感じるはずだから、集中しなければならない」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合7番手
「今日、走行順が早いと困難になることは誰もが分かっていた。グラベルはかなりルーズで、クルマが走るごとに、路面がどれだけクリーンになり、スピードが増すかが分かったと思う」

「引き続きクリーンで着実なドライビングを維持した。(SS12と16の)ラレーの山道でスピードを示せたのはよかった」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合9番手
「今日は僕にとっては難しい一日だったから、このルーズなグラベルでのドライビング方法についてたくさん学ぶべきことがあるね。ベストなリズムではなかったけれど、午後には少しマシになった。いよいよ残すは後1日だけだ」


■ヒュンダイ・モータースポーツ
●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合17番手
「今日はとても楽しむことができたよ。オーストラリアの美しいステージを走るのはいつも素晴らしいんだ。残念ながら僕たちはもう表彰台を争ってはいないけれど、それでもいいリズムを掴もうとしていた」

「ステージ優勝を賭けて戦うために最後のリスクを犯すことはしなかったが、今日のヒュンダイi20クーペWRCでのペースとパフォーマンスには満足しているよ」

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合8番手
「ラリー・オーストラリアで2番手出走を務めるのはタフなことなんだ。全力を尽くしてタイムロスを最小限にしようと試みたけど、できることは限られていた。滑りやすいコンディションだったものの、ステージを本当に楽しむことができたし、すべての状況を考えれば、まずまずの走りができた」

「午前中の走行終了間際に、土手に接触してリヤを損傷するというアクシデントがあったけど、修復することができたよ。とにかくプッシュし続ける以外に選択肢はない。もどかしい状況だが、フィニッシュするまで戦いは続くからね」

●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合3番手
「シーズンのなかでもお気に入りのひとつであるステージに戻ることができて、とてもよかった。ステージを楽しむことができたよ。もう少しペースを上げられるはずだけど、表彰台に登るという最低限の目標があり、これまでのところはいい調子できている」

「最終日も天気が影響してくるだろうから、プッシュし続けていかなくてはならない。マシンに乗っていて最高の感触を掴めていたし、いいリズムを刻み始めている。あと1日、最終日が残っていて、僕たちに何ができるか楽しみだ。トップにも近い位置につけているからね」



■シトロエン・レーシング
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合10番手
「今日はついていなかった。午前中は不運にも小さなミスを犯し、その代償がとても高くついたんだ。僕たちには結果を出せるスピードがあったから、さらににがっかりしている。最終日の出走順は1番だが、この壮大なステージを最後までできるだけ楽しむようにするよ」

●マッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合4番手
「今日は特にステージの2度目の走行で、正しいリズムとバランスを見いだすのに少々苦戦していた。そして夕方のスーパースペシャルステージ(SS17~18(では、突然の雨に阻まれてしまったんだ。でも僕たちはともに激しく戦い、よくやったと思う。どの時点でも諦めることはしなかった。明日も同じような決意で臨むよ」

■トヨタ
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合2番手
「午前中は本当に良かったと思う。クルマはとても素晴らしく、ドライビングを楽しんで少し順位を上げることができた」

「午後も初めは良かったけど、恐らくタイヤに対する負荷が強過ぎたからだと思うが、タイヤがかなり摩耗してしまった。そのためペースを緩めなくてはならず、タイムが落ちていってしまったよ」

「また、スーパーSS(SS17~18)ではアンラッキーなコンディションでの走行となった。それでも、以前総合2番手につけているし、この順位を最後まで保つことがマニュファクチャラーズチャンピオンシップにとっては本当に重要だ」

「また、良いフィーリングでシーズンを終えるのは、自分にとっても大切なことだ」

●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合首位
「とても良い1日だった。今朝は本来のリズムを取り戻しクルマのフィーリングも良かったから、少し攻めた走りをしてタイムを挽回したよ」

「そして午後も攻めの走りを続け、後方の選手に対するマージンをさらに拡大することができた。明日は少々トリッキーなステージがあり、また天気も安定しないようだから、簡単には行かないかもしれない」

「とはいえ、現時点では全てが正しい方向に進んでいるし、あらゆる状況をコントロールできていると思う」

●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合5番手
「今日は良い仕事ができたと思う。自分の前と後ろにいる選手とはタイム差が大きくついていたから、少し孤立した感じがしたよ」

「激しく攻める必要もなかったから、集中力を保つのは簡単ではなかった。午後2本目のステージで少しペースを緩めたら、すぐにミスをしてしまったよ。そこで、やはり攻めるべきだと決心したら、次のステージではベストタイムを記録し、総合4番手との差を詰めることができた」