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ハミルトンのエンジンにダメージ。アブダビGPでグリッド降格の可能性も

2018年11月17日 08:11  AUTOSPORT web

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2018年F1第20戦ブラジルGP レースを終えたルイス・ハミルトン(メルセデス)
メルセデスは、F1ブラジルGPでルイス・ハミルトンのパワーユニット(PU/エンジン)がダメージを受けたことが分かっており、最終戦アブダビで交換しなければならない可能性があると示唆した。

 ブラジルGPで優勝したハミルトンだが、レース中、パワーユニットに深刻な問題を抱えていたことが後に明らかになった。レース直後、メルセデス・モータースポーツ部門責任者であるトト・ウォルフは、ハミルトンのパワーユニットはエキゾーストパイプの問題でいつ壊れてもおかしくない状態だったと述べている。

 今週メルセデスが発表した動画“Pure Pitwall”において、チーフストラテジストのジェームズ・ボールズは、ハミルトンのエンジンがダメージを負ったことは確かであり、その程度によっては交換が必要になる可能性があると示唆した。

「ルイスの最初のピットストップの後、非常に大きな問題が起きていることに気付いた。なんとかマシンをフィニッシュさせるため、膨大なインプットが必要になった」

「結果的にエンジンはある程度のダメージを負った。現時点では詳細はまだ分からないが、これから調査を行って状況を理解し、アブダビに向けて何らかの決断を下す」

 ハミルトンはパワーユニットの6エレメントすべてに関し、1シーズンで使用できる制限基数に達しており、新しいエレメントを導入する場合は、グリッド降格ペナルティを科される。

 メルセデスとハミルトンはすでに2018年のF1コンストラクターズおよびドライバーズタイトルを確定させている。