映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』が2019年に公開される。
同作は、『TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2016』で審査員特別賞を受賞した箱田優子監督の『ブルーアワー』の劇場公開版。仕事にも人生にもぼやきながら東京でCMディレクターとして働く30歳の砂田が、祖母の見舞いのために、自由奔放な友人・清浦と共に大嫌いな地元・茨城に帰ることになるというあらすじだ。
何者にもなれない自分や田舎にコンプレックスを抱きながら奮闘する砂田役に夏帆、清浦役に映画『怪しい彼女』などで知られ、今回日本語に挑戦したシム・ウンギョンがキャスティング。共演者には、南果歩、渡辺大知、ユースケ・サンタマリア、黒田大輔、嶋田久作、でんでんが名を連ねる。
昨日11月15日に行なわれた『TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018』には、箱田優子監督、夏帆、シム・ウンギョンが登壇。箱田監督は「2年前が昨日のことのようで、まさにタイトルのごとく、ぶっ飛ばして今日にやってきた気持ちです。自分が一番見たい映画を脚本にして、こうして映画化できる機会を与えてくれたことに本当に感謝しています。一般のお客さんの目で見ても、とても面白い作品になったと思います!」と語っている。
夏帆は、主人公の砂田役について「砂田の役が本当に大好きで、撮影後半には自分なのか砂田なのかよく分からなくなるっていうくらいでした。いま一番やりたかった役に、やっと巡り会えたと思ったんです。だからこそ、自分をすべてさらけ出す気持ちで挑みました」、シム・ウンギョンは箱田監督について「監督はすごく面白い人。撮影の時、いつも寄り添ってくれて本当に心強かったです。監督のおかげで、清浦役の芝居をやり通すことができたと思います。感謝です!」とそれぞれコメント。
さらに同作で砂田の母役を演じ、『TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018』の審査員を務めた南果歩は「監督はユーモアがあって、一番元気。でもカメラの脇に入ると、存在が保護色になって馴染みだし、みんなを見守る存在になるのです。何より良かったのは、茨城に行ってリハーサルができたこと。監督の実家やご両親のやっている牛舎に行ったりと、茨城ロケを満喫しました。いま紹介されたパイロット版を観て、早く映画を観たくなっちゃいました!」と述べている。