第一興商が発表する2018年の年間カラオケランキング1位に、米津玄師さんの「Lemon」が選ばれた。米津玄師さんは発表があった11月15日、ツイッターで「ありがとうございます」と喜んだが、その一方で
「こんな歌い難い曲がカラオケで歌われまくってるらしいって言うんで、カラオケ行ったときに履歴確認してみたんだけど、本当に歌われまくってて不思議。なんで?歌い難くない?」
と、素朴な疑問を投げかけた。
「本人でも歌うの難しいのか」「米津さんもカラオケ行くんだ」
ツイートは反響が大きく、16日17時時点で3万件以上のリツイート、15万件以上の「お気に入り」がされている。米津さんの問いかけにファンからは、「難しいから挑戦したくなるんです」など、2000件以上のコメントが寄せられたが、その中には
「本人でも歌うの難しいのですか!!」
「ご自身で歌い難いと思われるんですね」
と、歌う本人が「難しい」と言ったことに驚く声も多かった。
Lemonは他の曲と同様、米津さん本人が作詞・作曲している。音の運びやリズムパターンが複雑ということもあるが、それでも本人が歌うのが難しいと感じるのは、歌詞の内容も影響しているのかもしれない。
Lemonは、今年1月から3月にかけて放送されたドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の主題歌として作られた。3月に公開された特別音声では、楽曲制作にあたりプロデューサーから「傷ついた人達を優しく包み込む曲」というオーダーを受けたこと、楽曲制作中に親族が亡くなったことを明かしている。その結果、出来上がった当初は
「あなたが死んで悲しいです、という気持ちを4分間でずっと言っているだけの曲になってしまった」
と、ドラマに合うのか不安だったとも述べている。
ツイッターではランキング1位の「Lemon」以外の曲についても「全部難しい」という声もあった。また、米津さんカラオケで履歴を確認したという発言に、「履歴確認したなんて可愛すぎる」「米津さんもカラオケ行くんだ」などの反応も出ていた。