日本流行色協会が、"いい色"の日でもある11月16日に、2018年の色を「ビジョナリーミント」、2019年の色を「アウェイクニングオレンジ」に選定したことを発表した。
同協会による色の選定は、色がその時代を生きる人々の気分と密接に関わっていることを広く知ってもらうとともに、 色への関心を高めることを目的に2015年から開始。毎年11月16日に「今年の色、未来の色」としてその年のムードを象徴する色を発表しており、今年で4回目を迎える。
今年の色「ビジョナリーミント」は、1年のムードを振り返った結果、昨年の未来の色と同色になった。混迷を極める時代で、心身をリフレッシュし清涼な気分になりたいという人々の思いを反映した色として選定された。
未来の色の「アウェイクニングオレンジ」のアウェイクニングは「覚醒・気づき」を意味し、パワハラやセクハラなどが次々と発覚した2018年を経て、明瞭な意識で未来に踏み出すという前向きなエネルギーをオレンジで表した。そのほか2019年のキーワードに、性別や文化、価値観などの違いを理解し、多様性を認めるダイバーシティが謳われるようになっていることから「コミュニケーション・寛容さ」や、東京五輪開幕が迫っていることから「スポーツ・健康」などが挙げられた。