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平成JK流行語の変遷「マジ」→「チョベリグ」→「卍」 結婚相手に望む条件は「外見面」から「安定志向」に

2018年11月16日 17:21  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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フリューが運営する女子高生・女子大生の動向調査・研究機関「GIRLS'TREND 研究所」は11月16日、平成における女子高生の世代別トレンド比較に関する調査結果を発表した。調査は今年10月に実施し、413人から回答を得た。

来年4月で平成が終りを迎えるにあたり、3つの世代における女子高生の流行りを比較。世代は、現在44~47歳でバブル景気の真っ只の「1989年(平成元年)」世代、37~40歳で「女子高生」がブランド化し、流行の発信源となった「1996年(8年)」世代、15~18歳でスマホネイティブの「2018年(30年)」世代に分けた。

結婚相手に求める条件、89・96年世代の4割は「顔」、一方18年世代は2割に

各世代の流行語を聞くと、89年世代は1位が「マジ」で、2位に「オバタリアン」「すっぴん」「だっちゅーの」「ナウい」「マブい」「アウトオブ眼中」「バッチグー」などがランクイン。96年は「チョー〇〇」「チョベリグ/チョベリバ」が多かった。また「MK5(マジでキレる5秒前)」「ヤバい」をあげる人もいた。

18年世代の1位は感情の高ぶりを表す「卍/マジ卍」。以降上位5つに「それな」「◯◯み」「あざまる水産」「ワンチャン」が入る。

結婚する相手に望む条件を聞くと、全世代1位は「優しい」で4割程度が回答している。また89年世代は同率で「顔が好み」(39.3%)が入り、以降「高身長」(17.1%)、「高収入」(16.4%)と続く。96年世代の2位は「顔が好み」(41.5%)で、この2世代は外見やステータスに関する条件が上位に入っている。

一方、18年世代は2位以降「自分のことをずっと愛してくれる」(25.7%)、「安定した仕事に就いている」(24.8%)と続き、4位「顔が好み」(21.1%)は他世代より約20ポイント低い。外見より、安定を取りたいのがこの世代の特徴のようだ。

カラオケで盛り上がる曲「プリプリ」→「安室ちゃん」→「DA PUMP」

好きな番組トップ3は、89年世代は「ザ・ベストテン」「とんねるずのみなさんのおかげです」「とんねるずの番組」とお笑い色の強い番組がランクインした。

96年世代は男性アイドルやお笑い芸人が司会を務める番組が台頭し「学校へ行こう!」「ミュージックステーション」「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」。18年世代は「月曜から夜ふかし」「世界の果てまでイッテQ!」「しゃべくり007」とさまざまなジャンルのバラエティ番組が上位を占めた。

カラオケで盛り上がる曲については、89年世代は「プリンセスプリンセス」「中森明菜」「松田聖子」、96年世代は「安室奈美恵」「SPEED」「小室ファミリー」「モーニング娘」、18年世代は「DA PUMP」「嵐」「ゴールデンボンバー」「AKB48」。近年は男性アーティストも多数登場している。

メイク・ファッションを参考にする有名人は、89年は「松田聖子」「安室奈美恵」「小泉今日子」など、96年は半数が「安室奈美恵」で、ファッションアイコン的存在が多かった。一方、18年は1位に同率で「YouTuber」「こばしり。」「宇野実彩子(AAA)」「近藤千尋」「藤田ニコル」「広瀬すず」がランクイン。好みの多様化がうかがえる。