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スタン・リー氏死去を「スパイク・リー死去」と誤報 スパイク監督「俺はまだ生きている」

2018年11月16日 12:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

スタン・リー氏(左)に間違えられてしまったスパイク・リー監督
米時間12日、アメリカンコミックスの巨匠スタン・リー氏がロサンゼルスの病院で亡くなった。世界各紙がリー氏の訃報を伝える中、ニュージーランドの『The Gisborne Herald』が故人の名を存命の映画監督の名と誤って報道するというハプニングがあった。

12日、ロサンゼルスの「シーダーズ・サイナイ・メディカル・センター」にて95歳の生涯に幕を閉じたスタン・リー。彼はアメコミ界の巨匠として、多くの子供達が憧れるスーパーヒーロー『スパイダーマン』『アイアンマン』『X-MEN』『ブラックパンサー』などの生みの親として知られている。そんな伝説的存在のスタン・リーの訃報を数多くのメディアが大々的に報じたため、彼の死は瞬く間に世界中の人々の知るところとなった。

そんな中、ニュージーランドの『The Gisborne Herald』が故人の名を間違って掲載するというとんでもないミスを犯した。このたび亡くなったのはアメコミ界の巨匠“スタン・リー”だが、同氏が14日付の紙面に記載したのは“スパイク・リー”という名前。こちらは『ドゥ・ザ・ライト・シング(原題: Do The Right Thing)』(1989年)や『マルコムX』(1992年)などを手がけた米国人で、現在61歳と存命の映画監督だ。

“リー”という同じ苗字、ともに米国出身のクリエーターと共通点が多いために記者が2人を混同してしまったのかもしれないが、スタン・リー氏の顔写真入りで“スパイク・リー”と報じてしまうとは、あるまじきミスである。この見出しはSNSを通じてあっという間に拡散され、

「こりゃ痛恨のミスだね!」
「あり得ない誤植を発見したよ!」
「あれ? スパイク・リー、なんか顔変わった?」

などと大騒ぎになった。

また亡くなったことにされてしまったスパイク・リー本人は米時間13日にInstagramを更新し、自身の名前を赤丸で囲った死亡記事欄のスクリーンショットを掲載、このように元気であることをアピールした。

「スタン・リーに神のご加護を。俺? 俺の番はまだだぜ。『俺はまだ生きている』これが真実さ。」

なお『The Gisborne Herald』の編集者ジェレミー・ミューア(Jeremy Muir)氏は、のちに「この上なく恥ずかしい人為的ミスだった」と明かしている。

画像2枚目は『Spike Lee 2018年11月13日付Instagram「God Bless Stan Lee. Me?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)