11月16日から開催されるMotoGP第19戦バレンシアGPを前に、モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが意気込みを語った。
■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング3位)
前戦マレーシアGPではトップを走りながら転倒し、完走したもののノーポイントに終わってしまったロッシ。これでランキング4位のビニャーレスに2ポイント差に迫られてしまった。
リカルド・トルモでは2003年と2004年に優勝、2005年と2008年、2010年に3位に入賞、2014年には2位に入賞しており、2015年以降も4位、4位、5位と表彰台まであと一歩というレースが続いているが、リカルド・トルモとの相性はあまりよくない。マレーシアGPの走りを再現することができるか。
「最終戦のバレンシアを迎える。マレーシアGPではいくつかの改善が見つかった。バレンシアはいつもはあまり速くないコースだが、興味深いウイークになるだろう」
「マレーシアの決勝は残念ながら転倒に終わったが、とても速く、ポジティブな面があった。バレンシアではベストをつくし、ポジティブな結果でシーズンを終えたい。その後、バレンシアとヘレスでテストが行われるので、とても激しい数週間となりそうだ」
■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング4位)
オーストラリアGPで優勝し、ランキング3位を射程圏にとらえたビニャーレス。マレーシアGPではロッシのノーポイントにより、その差は2ポイントまで縮まった。
最終戦はチームメイト同士の僅差のランキング3位争いとなる。ビニャーレスはリカルド・トルモでは125ccクラス時代の2011年に優勝、2013年にはMoto3クラスで優勝している。MotoGPでは2016年の5位がベスト。昨年は12位に終わっている。
「ポジティブな気分でバレンシアに臨む。とても厳しいフライアウェイ3連戦の後、自宅に戻ってリラックスし、休息を取ることができた」
「この数カ月間でハードに仕事をこなし、バイクには戦闘力がある。リカルド・トルモは本当に好きなコースで、僕のライディングスタイルにも合ったコースレイアウトだ。昨年はいい結果ではなかったが、今年はもう一度勝利して、シーズンを終えるためにも100%プッシュしたい」
「(最終戦に向けて)自信はあるよ。目標はランキング3位を獲得すること。ポイント差はとても少ない。今年は厳しいシーズンだったが、ランキング3位でシーズンで終えられれば、それは僕たちにとって小さな成功となるだろう」