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ドゥカティSBK仕様のパニガーレV4 Rが初テスト。デイビス「すぐプッシュしたくなってしまった」

2018年11月15日 20:21  AUTOSPORT web

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パニガーレV4 Rで初テストを行ったデイビス
スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するAruba.it レーシング-ドゥカティが11月14日、スペインのアラゴンでプライベートテストを実施。2019年シーズンを戦うドゥカティ パニガーレV4 Rが登場した。

 パニガーレV4 Rは11月上旬にイタリアのミラノで開催されたミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)で発表された。998ccの90度V4エンジン『デスモセディチ・ストラダーレ R』を搭載する。これまでL型2気筒エンジンでSBKを戦ってきたドゥカティが投入する、V4エンジンのマシン、そのSBK仕様車だ。

 2019年も引き続きAruba.it レーシング-ドゥカティからSBKに参戦するチャズ・デイビスはパニガーレV4 Rで61ラップを周回。1分51秒180をマークした。

 デイビスはパニガーレV4 Rでの初走行に対し、「とても興奮したよ。クリスマスですばらしいおもちゃをもらったときみたいだ。普通は新しいバイクを理解するのに時間がかかるのだけど、今日は真逆だったね」と好感触をつかんだ様子。

「ストレートではとても気持ちよく乗れて、すぐにでもプッシュしたくなってしまったよ。とてもすばらしい日だった。僕たちはしっかり前進できたし、人間工学の作業においては完了したよ」

「今日の主な目的は、バイクをもっと快適にさせて僕たちの要望に合わせることだった。明日も同じアプローチをしていくよ」

 また、テクニカルコーディネーターのマルコ・ザンベネディッティは「我々は作業プログラムを完遂し、最初のラップを記録した。それから新しいエンジンに関するいいデータを集めた。現在、我々は開発に取り組み、ベースセットアップを進めている」とテストの内容を説明した。

 ドゥカティのプライベートテストは11月15日も引き続き行われ、翌週11月26~27日にはスペインのへレスでテストを控えている。このテストでは、来季からチームに加入するアルバロ・バウティスタも合流する予定だ。