2018年のWRC世界ラリー選手権最終戦、第13戦オーストラリアは15日、イベント開幕前のシェイクダウンが行われ、セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)がトップタイムを記録した。2番手タイにはオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)がつけている。
近年まれに見る接近したチャンピオン争いが繰り広げられている2018年のWRC。その最終戦はシリーズ唯一の太平洋圏イベントであるラリー・オーストラリアだ。
シェイクダウンは、サービスパークが設置されているコフスハーバーから北へ向かったエリアで15日の現地8時からスタート。全長5.07kmのグラベル(未舗装路)を舞台に行われた。
このシェイクダウンステージの一部は18日(日)に行われる最終ステージのSS24でも使われるため、各ドライバーはマシンの感触を確かめながらセットアップを煮詰めていった。
ランキング3位につけ、逆転チャンピオンを狙うタナクはステージ4回目の走行で2分54秒のタイムを記録。同じく4回目の走行で同タイムを記録したアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)とともに暫定トップタイにつけた。
しかし、その後にアタックしたオジエがタナクとミケルセンを0.2秒上回る2分53秒8のタイムを記録してトップに浮上。そのままシェイクダウンは幕を下ろした。
オジエと3点差のランキング2位につけるティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)は2分54秒1で4番手。トヨタのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は7番手、エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)は8番手でシェイクダウンを終えている。
ラリー・オーストラリアは、このあと現地夕方ごろにセレモニアルスタートが行われ、16日(金)の現地8時3分(日本時間6時3分)に行われるSS1で開幕。この日はSS8までの8SSが行われる。