ピレリF1は、11月23~25日に開催される2018年F1第21戦アブダビGPで各チームが使用するタイヤセットを発表した。
アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されるアブダビGP。コースの全長は5.554kmで、21のコーナーが待ち受ける。夕方にレースがスタートし、レース中に日没を迎えるトワイライトレースとして行われるのが特徴だ。
そんなアブダビGPに持ち込まれるタイヤは、レッド・スーパーソフト、パープル・ウルトラソフト、ピンク・ハイパーソフトのもっとも柔らかい3種類。チームは週末使える13セットのうち、10セットの組み合わせを自由に選択できる。
ハイパーソフトをもっとも多く選択したのはウイリアムズとトロロッソ・ホンダの2チーム。ハイパーソフトを10セット選択し、残りの3セットをスーパーソフトとウルトラソフトに当てた。
一方、ルノーはハイパーソフトを全チーム最少の7セットチョイスし、カルロス・サインツJr.がウルトラソフト4セット、スーパーソフト2セット、ニコ・ヒュルケンベルグがウルトラソフト5セット、スーパーソフト1セットと、ウルトラソフトを重視している。
メルセデス、フェラーリ、レッドブルのトップ3チームはハイパーソフトを8セット選択し、スーパーソフト、ウルトラソフトをそれぞれ2~3セット選択した。
なお、2019年シーズンからはレース中のタイヤ呼称が『ハード(白)』、『ミディアム(黄)』、『ソフト(赤)』に統一されるため、ハイパーソフトやスーパーソフトといった呼び方や、ピンク色、紫色といったタイヤは見納めとなる。