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世界に10台のハイパーカー『アポロIE』日本初上陸。鈴鹿サウンド・オブ・エンジンで走行披露へ

2018年11月14日 15:21  AUTOSPORT web

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2017年、イタリア国内のサーキットでテストを行うアポロIE
鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは11月17~18日、鈴鹿サーキットで開催されるRICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2018でアポロ・オートモビル社が誇るハイパーカー『アポロIE(Apollo IE)』が国内初のプロモーションラップを実施すると発表した。

 国内外に現存する往年のレーシングマシンや生産モデル、ゲストドライバーが集結するヒストリックカーイベントとして、2018年に開催4回目を数える鈴鹿サウンド・オブ・エンジン。

 今年は往年のF1マシンやグループCカーなどのデモラン、ゲストによるトークショーといったプログラムに加えて、東アジア初開催となるFIAマスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1の公式戦、Team TAISANに眠る伝説のマシンやパーツなどが出品されるTeam TAISAN AUCTIONが実施されることが発表されている。

 そんな鈴鹿サウンド・オブ・エンジンに、今年、世界限定10台のみが販売されたハイパーカー『アポロIE』が国内初上陸。鈴鹿サーキットでプロモーションラップを披露することになった。

 ドイツのスポーツカーメーカー、アポロ・オートモビルリが2017年に発表し、今年台数限定で販売されたアポロIEは、「単に数値的な速さだけを追い求めるのではなく、あくまでも乗り手を心の奥底から興奮させる、真の刺激を表現したかった」というノーマン・チョイ社長の言葉を体現したマンスターマシンだ。

 その心臓部には最高出力780馬力を発生させる6.3リッターV12自然吸気エンジンを搭載。フルカーボン・モノコックシャシーを採用する同車の乾燥重量は1250kgとなっており、その軽量ボディとパワフルなエンジンによって、静止状態から時速100キロまでの到達時間はわずか2.7秒、最高速度は333km/hに達する。

 エアロダイナミクスではWEC世界耐久選手権/ル・マン24時間レースを戦うLMP2マシンに匹敵する性能を持つというアポロIEが、初上陸となる日本の鈴鹿でどんなパフォーマンスをみせてくれるのか、クルマ好きやモータースポーツファンにとっては気になるところだろう。

 なお、11月17~18日の二日間の予定で開催されるイベント中に、同車がいつ登場するのかは現時点でアナウンスされていない。最新情報の確認やチケット情報など、詳しくは鈴鹿サウンド・オブ・エンジンの公式サイトをチェックしてほしい。