トップへ

GLAY、六本木ヒルズアリーナで熱狂パフォーマンス サービス精神溢れた新シングル発売記念ライブ

2018年11月14日 08:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 GLAYが11月14日、56枚目のシングル『愁いのPrisoner/YOUR SONG』をリリース。前日13日、同作の発売記念ライブを六本木ヒルズアリーナにて開催した。会場には抽選で選ばれた1000人のファンが集結。寒空の下、熱狂のライブで約1年ぶりのGLAYのシングルリリースを祝った。


(関連:GLAYの4人をより自由にする、ライブという空間 振り幅と勢い感じた『SUMMERDELICS』ツアー


 この日はおなじみのToshi(Dr)に加え、2015年に行われた東京ドーム公演以来という斎藤有太(Key)を迎えた6人編成でのライブに。冒頭から「More than Love」「誘惑」と、レパートリーの中でも人気の高い激しいロックナンバーを披露。「More than Love」にはTAKURO(Gt)、「誘惑」にはJIRO(Ba)とHISASHI(Gt)の演奏での見せ場があり、熱いパフォーマンスを繰り広げる。TERU(Vo)もステージの前方にせり出してエモーショナルな歌声と素振りで観客を煽り、久々のライブを楽しんだ。


 今回のダブルAサイドシングルに収録された「愁いのPrisoner」は、セブン-イレブン大型フェアタイアップ曲に起用されており、ライブで披露するのは初。TAKUROの作詞・作曲によるGLAYらしさを感じる王道かつ壮大なナンバーは、開放的なステージがよく似合う。ピアノによるイントロが鳴った瞬間会場から声があがった「HOWEVER」では、TERUの円熟味を増した歌声がアリーナ全体に響き渡り、周囲に施されたクリスマスイルミネーションと相まって幻想的な空間を作り上げた。


 MCではJIRO、HISASHI、TAKUROから六本木に住んだことがあるとの告白も。JIROは週4~5回足を運び、数々のライブを見てきたステージに初めて立てたことについて「ようやく夢がかなってうれしい」と喜びを顕にすると、HISASHIは「実際に今近所に住んでいます。生活のハードルのレベルを上げてます」、TAKUROは「一番のテング時代、住んでましたよ!」とプライベートなエピソードを次々披露。「東京タワーを見ながらの生活、いいニュースがあるとこの景色悪くないなと思うんですが、悪いニュースがあると来月から大丈夫か? って。心臓が200くらいバクバクと脈打って、引っ越しました」とユーモアを交えて話し、笑いを誘った。


 そして、最後に披露されたのは、もう一方のシングル曲「YOUR SONG」。TERUが作詞・作曲を手がけたスペシャルオリンピックスのテーマソングでもある軽快なナンバーだ。TAKUROが「次はTERUの番です。出るか? TERUダンス!」と紹介すると、TERUは「ISSAくんからダンスを借ります」と回答。同曲のMVで、TERUがDA PUMP「U.S.A.」で注目を集めたシュートダンスのような動きをしていることがファンの間で話題になっていたのだ。この日のサビでも“TERUダンス”を披露し、会場を大いに盛り上げた。さらに、最後の最後にはステージの撮影OKタイムも。選曲から演出まで、サービス精神旺盛なGLAYならではのスペシャルなライブとなった。(久蔵千恵)