今大会にも新型アウディR8 LMSを擁する#21 Audi Team Hitotsuyama(アウディチーム・ヒトツヤマ)と、#26 Team TAISAN (チーム・タイサン)の2チームが参戦。予選、決勝レースともに快晴に恵まれ、2日間でのべ5万8000人ものファンがツインリンクもてぎを訪れました。
予選Q1、Audi Team Hitotsuyamaは富田竜一郎選手が、Team TAISANは川端伸太朗選手がそれぞれ担当しました。Q1は1分46秒台の上位4台をのぞくと、1分47秒台に17台がひしめくまれにみる大接戦となりました。Audi Team HitotsuyamaはQ1突破までわずかコンマ1秒及ばず19位、Team TAISANは24位と、ともに惜しくもQ2へと進出することができませんでした。
決勝レースは気持ちのよい秋晴れのもとでスタート。Audi Team Hitotsuyamaは第1スティントをリチャード・ライアン選手が担当。混戦のスタートラップをうまくクリアしいきなり前走車をパス、15位へとポジションをあげました。その後も着実な走りで14位までポジションアップして第2スティントを担当する富田竜一郎選手へとドライバー交代しました。
Team TAISANは第1スティントを山田真之亮選手が担当。前半は無理をせずタイヤを温存する作戦をとりながらも22位までポジションをあげ、第2スティントの川端伸太朗選手へとバトンタッチしました。ピット作業時間の短縮を狙いリヤタイヤ2本のみを交換してコースに復帰。レース後半、川端選手は上位チームに迫るラップタイムで周回を重ね見事に数台を追い抜き、16位完走という結果になりました。
Audi Team Hitotsuyama チーム代表 一ツ山亮次氏のコメント 「練習走行をみて、予選はどちらのドライバーが走ってもQ1は突破できる感触だったのですが、タイヤが本領を発揮するチャンスは1周しかなく、そこをうまくまとめられませんでした」
Audi Team Hitotsuyama リチャード・ライアン選手のコメント 「決勝レースは、上位を狙うには難しい位置からのスタートでしたが、スタートから数周はとてもエキサイティングな展開で数台を追い抜くことができました。マシンの調子も良かったですし、ラップタイムも悪くはありませんでしたが上位にはおよびませんでした」
Audi Team Hitotsuyama 富田竜一郎選手のコメント 「この週末は予選Q1を突破できなかったことが悔やまれます。決勝レースのペースは悪くはありませんでしたが、今日はこれ以上は上位とのギャップを埋められるほどの速さはありませんでした。今年このチームに加入させていただいて、結果を残せなかったことは悔しいのひとことですが、たくさん学ぶことがありました」
Team TAISAN 山田真之亮選手のコメント 「決勝レースは後方からのスタートということもあり、できるだけタイヤをセーブしながら1つでもポジションをあげてということを意識して走りました。序盤はペースよく走れたのですが、前走車をオーバーテイクしたところで幅寄せされてコースアウトするアクシデントがあり少しリズムを崩してしまい、なかなかイメージどおりのペースで走り続けることができませんした」
Team TAISAN 川端伸太朗選手のコメント 「シーズン中盤あたりからタイヤのマッチングに苦労しながら、最終戦も予選ではうまく合わせきれなかったことが残念です。決勝レースは山田選手のフィードバックのおかげでタイヤ選択もうまくいき、レース後半も50秒台のラップタイムで周回して数台を追い抜くこともできました」
アウディジャパンはAudi Sport customer racingパーツトレーラーを現地に配備して、スーパーGTに参戦するチームを支援しています。専用のトレーラーにボディ、エンジン等レース車検に適合した約2500アイテム、約8000点もの部品を積載し、いかなるレース展開にも対応できるようチームとともに全国のサーキットを転戦します。