企画『映像作家 柿本ケンサクによるビルボードジャックプロジェクト』が11月15日から都内4か所で行なわれる。
1982年に香川で生まれ、現在は東京に在住する映像作家、写真家の柿本ケンサク。映画やコマーシャルフィルム、PVを中心に演出家、映像作家、撮影監督として多くの映像作品を手掛けている。
今回の企画では、渋谷の映画美学校横、渋谷4丁目、六本木五島ビル、表参道パティオの4か所に柿本の写真作品を掲出。期間は12月14日までとなる。
■柿本ケンサクのコメント
2020年東京五輪に向けて、新しい街づくりが進んでいる。たくさんの工事現場、延々と続く白い壁、あるのは大きな騒音だけ。不景気の折から広告の入ってない巨大な空き看板も目立つ。2020年に向けて世界中が東京に注目しているというのに、東京のあちこちが、無機質で無表情で無愛想。もっと楽しく、美しい景観にできないだろうか、という問いかけから空き広告の目立つビルボードにアート作品を飾ってみることにした。規制が多くて海外のミューラルアートのように自由に行かないが、黙々と不愛想な街並みを彩ることで、どういう化学反応が起きるのかを見てみたい。