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元MotoGPライダーのジベルナウがグランプリ復帰。ポンス・レーシングからMotoE参戦

2018年11月13日 19:32  AUTOSPORT web

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2019年、MotoE参戦が発表されたジベルナウ
ロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦するPons Racing(ポンス・レーシング)は11月12日、公式ホームページで電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Cup』(MotoE)の参戦体制を発表。元MotoGPライダーのセテ・ジベルナウを起用することを明らかにした。

 2019年から新たに始まる電動バイクによるチャンピオンシップ、MotoEの参戦体制の発表が相次いでいる。先週末にはLCRが元MotoGPライダーのランディ・ド・プニエと、2016/2017シーズン世界耐久選手権(EWC)チャンピオンのニッコロ・カネパの起用が発表された。

 今回発表されたのは、Moto2にPons HP40として参戦するポンス・レーシング。このポンス・レーシングからMotoEにエントリーするジベルナウは今年46歳と、実績を充分に兼ね備えるライダー。11月13日現在までにMotoEへのエントリーが発表されているライダーのなかで、最年長である。

 1996年からロードレース世界選手権250ccクラスにフル参戦を開始し、、2009年までMotoGPで活躍したジベルナウ。2002年、2003年にはMotoGPクラスでランキング2位を獲得した。2003年、不慮の事故で亡くなった加藤大治郎のチームメイトでもあった。

 2006年には一度MotoGPからのリタイアを表明。2009年には再びドゥカティのサテライトチームで復帰したものの、資金的な問題で6戦のみの参戦に終わった。今回のMotoE参戦表明により、ジベルナウは実に10年ぶりにレースに復帰することになる。

「再びレースに参戦することは考えていなかったけれど、引退して10年経って、僕はここにいることになった」と語るジベルナウ。「(ロードレースの世界は)新しい方向に進んでいる。僕はそれがどこに行くのか知りたいんだ」

 元MotoGPライダーであるジベルナウの参戦により、MotoEはより魅力あるレースとなりそうだ。