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アシュトン・カッチャー、銃乱射事件のバーで誕生日会を開催していた 「銃の改革を今すぐに!」

2018年11月13日 13:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

銃規制を訴えるアシュトン・カッチャー
現地時間7日にカリフォルニア州サウザンドオークスのバー「Borderline」で銃乱射事件が発生、12人が死亡する悲劇となった。アメリカで銃規制を求める声が大きくなるなか、俳優アシュトン・カッチャー(40)が今年2月に今回の事件現場でまさに誕生日会を行っていたことを明かし、銃規制の重要性を訴えている。

先月末のペンシルベニア州ピッツバーグのユダヤ教礼拝所シナゴーグでの銃乱射事件に続き、現地時間7日にロサンゼルス近郊のサウザンドオークスでも銃乱射事件が発生した。サウザンドオークスは比較的治安の良いエリアであっただけに、今回の事件が地元住民に与えたショックは大きい。ブリトニー・スピアーズらセレブたちも被害者に祈りを捧げていた。

そんななか、アシュトン・カッチャーが今年2月に妻で女優のミラ・クニスが事件現場となった「Borderline」で誕生日会を開催したことを明かした。アシュトンは現地時間8日にツイッターで「妻がBorderlineで今年、僕の誕生日会を開いてくれた。僕たちが今、生きている理由はたった1つ。犯人が別の日の夜を選んだからだ。僕の心は被害者とともにある。もう一度言うよ…。銃の改革を今すぐに! 政治家は銃の支持団体からの寄付金をもらうのはやめて、人々を守るべきだ!」と訴えた。

さらにアシュトン・カッチャーはドナルド・トランプ大統領の娘イヴァンカ・トランプ氏に向けても「君の義理の弟(ジョシュア・クシュナー氏)も誕生日パーティーにいたよ。彼だって犠牲者になり得たんだ。あなたがシナゴーグに行った時に、あなたも犠牲になる可能性がある! 父親(ドナルド・トランプ大統領)と話してくれ! お父さんに懇願してくれ。これをあなたのレガシーにしよう。銃の改革を今すぐに!」と必死に呼びかけた。

アシュトン・カッチャーの銃改革を求めるツイートは14回にも及び、その中で自分がハンターであったこと、射撃練習場で働いていた過去も明かしている。アシュトンは「誰も(銃の所持許可を持っている人からは)銃を取り上げたりはしない。僕はこれからも狩りに行ける。家を守ることができる。有権者は教会やコンサートやバーでこれ以上死者が出るのを望んでいない」と訴えたうえで、銃を購入する際のバックグラウンドチェック(購入者に犯罪歴や精神疾患歴があるかの確認)や銃の密売、銃の違法取得を防ぐ対策の強化、販売できる銃の種類の規制が必要であることを強調した。

今回の事件で、アシュトン・カッチャーは“次は我が身”という状況をより強く感じたに違いない。銃規制を訴える声が年々高まる中でアシュトンやセレブ達、そして国民の必死の訴えがドナルド・トランプ大統領に届く日は来るのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)