連続ドラマ『さすらい温泉 遠藤憲一』が2019年1月からテレビ東京で放送される。
Paraviとテレビ東京グループによる連続ドラマ「ドラマパラビ」の第2弾として放送される同作は、遠藤憲一が主演を務めるドキュメンタリードラマ。「俳優の遠藤憲一が、役者を引退する」という噂を聞きつけたスタッフが真相を確かめに行くと、「中井田健一」と名乗って男仲居として温泉宿で働く遠藤の姿を目撃し、様々な疑問を抱きながら遠藤への密着を続ける、という内容だ。「さすらいの男仲居」として中井田健一が訪れる日本各地の温泉宿で巻き起こる人間ドラマが映し出される。
プロデューサーを務めるのは、ドラマ『モテキ』『みんな!エスパーだよ!』『パンセ』などを手掛ける阿部真士。番組の舞台となる全国の名湯や秘湯、登場するゲスト陣は近日発表される。また同作のParaviでの配信タイミングなども後日発表予定。
■阿部真士のコメント
私は、これまでガムシャラにドラマを作ってきました。いくつかの賞を頂いたり、テレ東なりに高視聴率を獲ったりしてきました。ただ、最近は悩んでいます。本当に面白いドラマって何だろうか...。今の視聴者が求めているドラマって何だろうか...。企画が思いつかない...。困りました。そんなとき、「遠藤憲一が役者引退」という一報に触れました。「エンケンさん、どうしちゃったんだろう。役者として迷いが出てきたのかしら...」などと考えているうちに、居ても立っても居られない気持ちになり、事務所に電話を掛けていました。「エンケンさんに密着させてください!」「え、でも・・・いま、全国の温泉地を転々と...」「えっ?温泉地?ロケですか?」「いや・・・えーーっと」というやり取りをしたような気がしないでもないです。うろ覚えですが。ということで、さっそく追いかけてみたらですね、信じられないような光景が繰り広げられていたわけです。遠藤憲一という役者の、燃えたぎる魂を見せつけられた旅でした。