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ミシェル・オバマ前大統領夫人、流産の過去や夫婦間の問題を初めて明かす トランプ大統領への怒りも

2018年11月13日 10:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ツアー日程のポスターで告知したミシェル・オバマ氏(画像は『Michelle Obama 2018年10月31日付Instagram「I can’t wait to share the stage with these wonderful people」』のスクリーンショット)
ミシェル・オバマ氏(54)が、約20年前に不妊治療を行ったこと、また夫であるバラク・オバマ前大統領(57)との夫婦カウンセリングの経験があることを明かした。今回の告白に至った理由は、同様の状況で悩んでいる若者たちに指南するためだという。

11月13日に発売されるミシェル・オバマ氏の回顧録『BECOMING』の宣伝にあたり、米ABC『Good Morning America』の総合司会者ロビン・ロバーツによる独占インタビューが行われた。

そのインタビューや著書『BECOMING』の中で、ミシェル氏は一度の流産を経験したことを明かした。ミシェル氏は、当時の流産について「孤独でどうしていいかわからなかった。その頃は流産がどれだけ起こりやすいものなのか知らなかったから、自分はしくじったんだと思ったわ。だって流産を話題にすることなんてないでしょう。私は自分たちのどこかが壊れているんだと苦しんだわ」「だから、今の若いお母さんたちに流産は起こってしまうことだと伝えるべきだと思う」と思いを吐露した。

そんなミシェル・オバマ氏は、34歳~35歳頃に自然妊娠が年齢的に難しいことを実感して不妊治療を始めたという。そして2人の娘を授かったのだが、「女性の身体(子供を産むにはタイムリミットがあることや卵子数の減少など)や、それがどう機能するのかなどの真実はどんどんシェアするべきだわ」と述べた。

また、ミシェル・オバマ氏はこのインタビューの中で、夫であるバラク・オバマ氏との関係についても触れ、これまでの約26年の結婚生活で夫婦間のカウンセリングを受けたことも告白した。お互いに強く惹かれあい、幸せな結婚生活を送っていても、夫婦関係がストレスに晒されることがあると率直に語り、「カウンセリングは私たちにとって、2人の性格の違いを受け入れるための一つの方法だったと感じている」と言い、関係がうまくいっていない時は助けを求めれば良い―と若いカップルに明快なメッセージを送った。

その他の内容として、インタビューや回顧録には自身の生い立ち、オバマ氏と共に政治に取り組んだ10年以上の月日、ドナルド・トランプ氏への怒り、そして“怒りを抱えた黒人女性”と批判された苦悩など、これまでの経験や思いを赤裸々に語っている。

回顧録『BECOMING』は、28の言語に翻訳されて11月13日に出版される。またミシェル氏本人が朗読するオーディオブックも用意されているという。加えて本の発売を記念し、11月13日から12月19日までミシェル氏の故郷シカゴを皮切りに計13回の「ブックツアー」が行われる。アメリカ国内10か所と英ロンドンを巡るこのプロモーションツアーは、屋内競技場(アリーナ)が会場として設定されており、ミシェル氏による講演が行われる。

画像は『Michelle Obama 2018年10月31日付Instagram「I can’t wait to share the stage with these wonderful people」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ミカ・シスラー)