2018年F1ブラジルGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは今シーズン10勝目を挙げた。バルテリ・ボッタスは5位で入賞、メルセデスは5年連続でコンストラクターズタイトルを獲得した。チームボスのトト・ウォルフは、後半ハミルトンのパワーユニットには重大なトラブルが起きており、リタイアせざるを得ないかもしれないと思ったと明かしている。
■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=優勝
チームの歴史がいま、築き上げられている。今年は本当にきついシーズンを送ってきた。チームの全員が今までよりもさらに努力し、団結して戦った。何年も成功し続けているのだから、ミスをすることがあっても不思議ではないのに、このチームのメンバーはレベルを引き上げ続けているんだ。
大変なレースだったけれど、チームのためにどうしても勝ちたかった。皆が「自分たちはワールドタイトルを獲り、伝説を作ったんだ」ということを知りながら、最終戦、そして冬休みに入ることができる。それはいい連鎖反応を生み出すだろう。彼らのハードワークには感謝しているし、このチームの一員であることを誇りに思う。
今日レッドブルがこれほど強いとは予想していなかった。ペースは僕らと同じぐらいだと思っていたら、彼らの方が圧倒的に速かった。僕らはファーストスティントでタイヤに苦しんだが、彼らはうまく管理して走っていた。ミディアムタイヤに換えてセカンドスティントに入ると、エンジンに問題が発生した。だから、なんとかフィニッシュすることに集中して走らなければならなかった。
マックス(・フェルスタッペン)に抜かれて悔しかったけれど、その後、彼らが問題に直面したために、僕はトップに戻ることができた。無線でエンジニアに対して「諦めたくない。どうすべきなのか教えてほしい」と頼み、優勝を持ち帰るために最大限のリスクを冒しながら、最後まで頑張り抜いた。
いまが最高だと感じるが、この波に乗り続け、次のレースでも勝ちたい。