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『ファンタビ』『ミッション:インポッシブル』……ハリウッドの第一線の制作現場をVRで堪能

2018年11月12日 13:52  リアルサウンド

リアルサウンド

 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の制作現場を楽しむことができるアプリ「Jaunt VR」が、映画ファンの間で人気だ。


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 同アプリは、カリフォルニアにあるVR映像コンテンツ制作会社「Jaunt」が立ち上げたスマートフォン向けのVRアプリ。同社は、VRプラットフォームの運営やVRカメラの開発、ウォルト・ディズニー社などと提携してコンテンツを制作し、オリジナルの映像コンテンツを配信している。


 コンテンツの内容は、コンサートのVR映像やスポーツ観戦など多岐に渡るが、ここで特筆したいのが、映画のメイキング映像。撮影の裏側を垣間見ることができるメイキング映像が、全方位で見ることができ、実際に撮影現場に潜入しているかのように楽しむことができる。公開されている映像も、前述した『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』などメジャー大作、ハリウッドの第一線の制作現場を楽しむことができる。


 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ではヘリスタントのシーンの撮影の裏側を収録。コックピットの中からトム・クルーズの隣で迫力のスタントシーンを堪能できる。また『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、スタジオでの撮影のほかに、野外で行われた大規模ロケの様子を、撮影カメラ車の視点から見渡すことができ、作品ごとに特徴を意識した映像作りも注目だ。英語ベースだが、現場スタッフのインタビューも収録されており、スクリーンの裏側に隠された制作陣のこだわりも確認できる。


 同社は、ウォルト・ディズニー社と映像コンテンツ制作で提携を結んでおり、今後「マーベル」シリーズや「スター・ウォーズ」シリーズなど巨額のバジェットが組まれた作品の映像も追加される可能性もある。


 VRと聞くと「高いゴーグルを買わないといけない」や「高性能なマシンが必要」だと敬遠してしまう方もいるかもしれないが、本アプリではVRゴーグルを使わなくても見ることのできるコンテンツもあるので、ぜひ一度、映画制作の裏側を楽しんでみてもらいたい。


(安田周平)