2018年F1ブラジルGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは13位だった。
ガスリーは9番グリッドからユーズドのスーパーソフトタイヤでスタート、徐々にポジションを落とし、ポイント圏外となった後、22周目にミディアムに交換。16番手から11番手までポジションを回復したが、最後から2周目にブレンドン・ハートレーの後ろに下がり、最終ラップではカルロス・サインツJr.に抜かれて13番手でフィニッシュした。
チームは終盤、新しいスーパーソフトを履いたハートレーを、比較的古いミディアムを履いたガスリーの前に出すため、ガスリーにポジション入れ替えを指示。ガスリーはこれを無視し続けたが、最終的にハートレーが前に出た。ハートレーは、自分の方がペースがよく、ガスリーに引っ掛かっているとサインツに追いつかれてしまうと訴えていた。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=13位
いいバトルができたけれど、きついレースだったね。スタートをうまく決めて8番手に上がった。でもその後は、周囲のマシンより明らかに苦しい状態で走ることになった。全力を尽くして戦おうとしたけれど、今日はポイントを獲得できるだけの速さがなかった。
ブラジルでは苦しむだろうと最初から分かっていたが、メキシコではパフォーマンスがよかったために、少し期待している部分があった。だからこういうレースになり、がっかりしている。
今シーズンも残り1戦だから、いい形で締めくくりたい。
(終盤、数周にわたってハートレーを前に出すようにというチームの指示を無視したことについてRACEFANSに語り)この位置なら、2台を自由にレースさせるべきだ。
彼は新しいスーパーソフトタイヤを履いていて、僕は使い古したミディアムだった。だから僕はチームに対して、「オーケー、彼の方が速いんなら僕をオーバーテイクできるよね」と言った。でもどういうわけか彼は10周も追い抜いてこなかった。(前に出たのは)残り2周、僕が燃料の面でまずい状況になってきてからだ。あと2周の時点で燃料が少なくなってきたから、ペースを落とさなければならなかった。
トップ10圏内にいるなら、何かを賭けて策を練ることもあるが、今日は11位、12位、13位あたりだったのだから、大きな結果がかかっていたわけじゃない。
僕はレーシングドライバーで、レースをするためにここにいるんだ。