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DOG店長「CONVOY」がブランド立ち上げ、日本の不良カルチャーを発信

2018年11月11日 19:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

写真左から)鈴木慎一朗、CONVOY Image by: FASHIONSNAP.COM
原宿DOGの店長CONVOYと鈴木慎一朗が、新ブランド「クラムジーサンクション(Clumsy Sanction)」を立ち上げた。

 コンセプトはブランド名を意味する「不器用な制裁」で、社会のルールではなく自分たちのルールでファッションに対する考えを発信するという思いを込めたという。ブランドの立ち上げ経緯については「スマートフォンが普及してから日本の不良のあり方が変わったように感じた。街のおばあちゃんを助けたり子どもを守るけど、敵に対しては立ち向かうという自分たちが見てきた不良の姿勢を洋服だけでも残していきたい」と説明。アメリカのヒップホップやイギリスのロンドンパンクなどに並ぶカルチャーとして、「日本の不良」を発信していくという。
 ファーストシーズンとなる2019年春夏コレクションでは、和彫りの柄をイメージしたジャカードのセットアップ(ジャケット7万5,000円、パンツ6万8,000円)や、特攻服の形をベースに背面に自分たちの思いを綴ったジャケット(5万9,000円)と「戦う」を連想して製作したというMA-1素材のニッカポッカ(5万4,000円)のセットアップ、カラーギャングや暴走族などのチームで着る服を意識したナイロンプルオーバー(2万2,700円/全て税別)など、「ヤンキー」をテーマにした15型23アイテムを展開。DOGや取扱店舗で2019年1月から順次発売する予定だ。
 また、クラムジーサンクションは「本当に喧嘩が強いのかわからないけど周りが語ってどんどん大きくなっていく、レジェンドと崇められる不良のようなブランドになりたい」という思いからSNSアカウントを設けないことを発表。SNSでの評価ではなく、口コミで広まっていくブランドを目指すという。