ランキング首位・ARTA BMW M6 GT3=10番手。ランキング2位・LEON CVSTOS AMG=2番手。ランキング3位・TOYOTA PRIUS apr GT=8番手。ランキング4位・グッドスマイル 初音ミク AMG=3番手。スーパーGT第8戦もてぎの公式予選で、ランキング4位までのチームはこういった予選順位となった。大きな得点差をもっていたARTA BMW M6 GT3が有利ではないか……と予想されていた今季のGT300チャンピオン争いだが、ここへきて波乱も予想される順位となった。上位陣の決勝へ向けた展望を聞いた。
まず、60ポイントを得てランキング首位につけるARTA BMW M6 GT3は、高木真一がアタックしたQ1で2番手につける。これで勝負はあったか……と思われたが、Q2のショーン・ウォーキンショーは「素晴らしい予選とは言えなかった」と10番手に終わってしまう。決して絶望的なグリッドではないが、もしそのままの順位に終わった場合、獲得ポイントはわずか1。ライバルたちにも俄然チャンスが広がる。
ランキング上位陣のコメントを聞くと、まだまだARTA BMW M6 GT3に有利な状況は変わらないながら、2~3位のメルセデス勢や31号車TOYOTA PRIUS apr GTは、あくまでその条件である優勝を目指すのみ……というのが伝わってくる。必然的に、ARTAの位置を見ながら、激しいトップ争いが展開されるであろうということだ。もちろんここには、ランキング6位のGAINER TANAX GT-R(6番手スタート)や5位のK-tunes RC F GT3(12番手スタート)も加わってくるはずだ。