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稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が最新ARゲームで激闘! 『ななにー』で注目の『HADO』を実際にプレイしてみた

2018年11月11日 09:32  リアルサウンド

リアルサウンド

 11月4日放送の『ななにー』こと『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)では、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が、ゲストの剛力彩芽、片桐仁、みちょぱと共に、ショート音楽動画コミュニティ『TikTok』、ARテクノスポーツ『HADO』を体験した。


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 ちょうど1年前の11月に『72時間ホンネテレビ』でSNSデビューを果たした3人。新たなテクノロジーに触れる姿も、かなり見慣れてきた。実は『TikTok』は過去に一度トライしたのだが、うまくいかずに断念している。だが、その失敗も含めてバラエティにしてしまうのが彼らのアイドル力だ。今回は、みちょぱがリードする形で見事リベンジに成功。音楽に乗って楽しいショートムービーを作成することができた。


 一方『HADO』に関しては、全員が初体験。『HADO』とは、ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着して、エナジーボールを投げ合って闘うゲーム。ひとことで言えば『ドラゴンボール』のような世界観でバトルを楽しむことができるのだ。先駆けてこのスポーツを楽しんでいる人たちの映像を見ると、まさにバトルアニメを見ているかのような迫力だ。1ゲーム80秒とテンポがいいのも気持ちがいい。1対1から最大3対3で競い合うことが可能だ。


 初戦は、稲垣vs剛力。センサーを付けた腕を上げるとエナジーがたまり、下げればシールドの準備が整う。ボールを投げるときは、腕を突き出すだけ。一見すると、シンプルな動きなのだが、チャージするタイミングが難しいのか稲垣は何度も空振りパンチを繰り返す。さらに、剛力のエナジーボールを避けることなく堂々と真正面から受けてしまい、0-3とKO負け。リプレイ映像で自分の不甲斐ない姿を見て「ひどいね、これ」とぼやいていると、香取が「剛力さんはね、靴も脱いでやる気満々なんだけど、吾郎ちゃんは髪が気になっちゃって。もう(頭につけたベルトが)こんなんなって、ありえないから、ね?」と敗因を分析。稲垣もヘアスタイルを直しながらヒステリックゴロウになりきって、笑いを誘った。


 そんな稲垣のバトルを見ながら戦略を練り、スタッフにもしっかりとコツを聞いて挑んだのは、ゲーム好きの草なぎだ。対戦相手は、未知なるゲームに戸惑いを隠せない片桐。彼のようにメガネをかけたままゲームを楽しめるのも『HADO』の良さ。バトル開始前から腕を上げてエナジーをチャージする草なぎは「良い構えですね」と褒められる。フィールド内をフットワーク軽く動き回り、片桐が撃ったエナジーボールをしゃがんでかわすファインプレーも。シールドを発動させると、安定的に攻撃を続けて圧勝。「うまいっしょ、俺! 面白い、コレー!」と満足そうな笑みを浮かべていた。さすが“ユーチューバー草なぎ“だ。


 「シールドの中から撃つことができる」草なぎから勝利のコツを聞いた香取は、その教えを素直に実行。だが、このシールドは1ゲームで3回しか発動することができないということを、香取は見落としていた。みちょぱとのバトルがスタートすると、すぐにシールドで守りに入る。シールドは3回エナジーボールを受けると壊れてしまう。みちょぱの攻撃であっという間に手持ちのシールドを使い果たしてしまった香取は丸裸状態に。「さいあくー……吾郎ちゃんと一緒だよー」と悔しがる末っ子感満載な香取が楽しめるのも、この番組ならでは。


 ラストは、草なぎ&香取vs稲垣&剛力のチーム戦にもチャレンジ。接戦の末、勝利を掴んだ稲垣が「冷静になった!」と大興奮で喜んでいたが、よくよくスコアを見ると勝因は剛力の攻撃力だったような……。とはいえ、他のスポーツならば、身軽な草なぎや体格のいい香取のほうが有利と思われるが、このARスポーツでは体力や体格差を超えて競い合える面白さを教えてくれるバトルとなった。


 彼らが楽しそうに取り組んだ『HADO』、実は気軽に体験することができる。愛知、東京、神奈川、香川、長崎、北海道、大阪と、国内10ヶ所に体験施設を展開している。あまりに彼らが楽しそうなので、筆者も早速『VREX 渋谷宮益坂店』へ足を運んでみることに。当日の問い合わせにも関わらず、すぐに予約することができた。『VREX』では、『HADO』や他のVRゲームを1ゲームあたり700円で楽しむことができる。また、SNS映えするフードやドリンクと共にオーダーすると、1ゲームあたりがお得になるコースも。アルコールが飲み放題となるプランもあるので、香取のように「汗をかいたらビールがほしい!」という人にもピッタリだ。


 遊びたいゲームを選ぶと、スタッフの方がついて丁寧にやり方を教えてくれる。実際にヘッドマウントディスプレイを装着すると、稲垣が気にしていたようにかなりフィット感がある。目の前の風景に自分のエナジーボールやシールドが現れる不思議さは、まさに新体験。ゲーム開始前にアームセンサーで、「エナジーボールの飛ぶスピード」「エナジーボールの大きさ」「チャージの速さ」「シールドの強さ」のレベル配分をすることもできる。チーム戦となれば、シールドを強化した香取が先陣に立ち、その後ろからチャージ速度を上げた草なぎが猛撃し、エナジーボールを大きくした稲垣がヒットの確率を上げる、など得意分野を活かした作戦も立てられそうだ。


 対人はもちろん、CPUと対戦することも可能。少人数で来店しても、十分楽しむことができる。CPUは、ほとんど動かない初心者モードから超人レベルまで選択可能。筆者はレベル2で挑戦したが、想像していたよりも当てるのが難しい。思わず「さいあくー……吾郎ちゃんと一緒だよー」と口をついてしまいそうになった。ディスプレイの中にある照準を合わせるのがなかなか難しいのだ。動きを予知して少し先に投げるようにすると、ヒットしやすいとスタッフの方のアドバイスを受けて、再チャレンジ。少しは「冷静になった!」のだが、まだまだ。次こそは、もっとうまくできるような……と、やりこみたくなる。


 来年1月には賞金1000万円をかけた大会も開催される『HADO』。“ビースト“と呼ばれるトッププレーヤーたちのバトルがどのようなものなのか、俄然興味がわいてきた。今からトップに挑むのは難しそうだが、こんなに手軽に楽しめるのなら、これからの忘年会シーズンにボウリングやカラオケと並ぶ定番レクリエーションとして、『HADO』が選択肢の中に入ってもよさそうだ。またひとつ、彼らのおかげでARテクノスポーツという新たな地図を広げることができた。次は、どんな未開拓の地を見せてくれるのか。来月以降の『ななにー』も楽しみだ。


(佐藤結衣)