エン・ジャパンは11月上旬、「職場の雰囲気」に関する調査結果を発表した。調査は今年9月~10月にインターネットで実施し、同社が運営する女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」のユーザー328人から回答を得た。
転職活動で職場の雰囲気に関する情報を重視する人は、「非常に重視する」(43%)、「まあまあ重視する」(49%)と、合計92%もの人が重視すると答えた。年代別では、30代・40代と比べ、20代は「非常に重視する」(57%)人が多い傾向があった。
職場の雰囲気を何からイメージしているか聞くと、最も多かったのは「一緒に働く人の様子」(81%)、2位は「職場の平均年齢」(44%)、3位は「職場の男女比」(36%)だった。年代別では、20代は「産休・育休からの職場復帰率」(37%)、30代は「産休・育休の取得率」(19%)、40代は「職場の平均年齢」(55%)の回答が際立っていた。
雰囲気の良い職場の条件「挨拶が交わされている」「互いに助け合っている」
雰囲気が良いと思う職場の条件を聞いたところ、「挨拶がきちんと交わされている」(84%)が最多だった。「会話はなくても、挨拶は最低限のコミュニケーションとして必要だと思うから」(27歳)、「朝の挨拶があるだけで、一日が気分良く始められる」(32歳)という理由のためだ。
次に多かったのは「互いに助け合っている」(81%)。「どんな仕事も、チームワークが大事だと思う」(24歳)、「お互いにフォローし合えるということは、信頼関係ができている証だから」(37歳)というコメントが挙がった。
職場の雰囲気を良くするため「積極的に褒める」「休む人がいてもお互い様と考える」
また、68%の人が「職場の雰囲気を良くするために、自身で行なっている(行なっていた)ことがある」と答えた。職場の雰囲気を良くするための取り組みとしては、「小さな事でも積極的に褒めたり、お礼をしている」、「普段仕事の関わりがない人とも会話する」といった声のほか、
「私用などで休む人がいても、不満を持たずに、お互い様だと考える。仕事がまわらないなどの影響がある場合は、休む人にではなく、会社に対してスタッフを増やすなどの改善を求める」(29歳)
「役職関係なく、全員で社内の掃除を行なっている。協力して掃除をすることで、会話が生まれ、雰囲気も良くなる」(29歳)
「"サンクスカード"という制度があります。何か感謝をしたいときは、メールでサンクスカードを送って、気持ちを伝えています」(39歳)
などが寄せられた。日々の心がけやコミュニケーションを工夫し、より良い環境を維持しようとする様子が伺えた。